金のかからない生活を目指す

消費増税よりマイナス金利が心配(2016.5.26)

 ニュースは伊勢志摩サミットに関連するものが多いですね。どさくさまぎれ?に消費増税延期とか、同時選挙という話題も出ているようです。

 消費増税は無いに越したことはありませんが、それで増大する社会保障費とか、国自体の借金財政はどうなるんだろうかという事が気になります。

 そもそも与党も野党も参院選の票を睨んでの人気取りの道具としているような気もします。増税を行った場合、延期した場合それぞれについてどのようなメリットデメリットがあるのかという事を与党も野党もきちんと説明してほしいと思います。

 個人的には消費税よりもマイナス金利の行く末が気になっています。黒田総裁は、「いつかは効果が表れる」と言っていますが、どんな政策を行っても、良い方向か悪い方かは分かりませんが、いずれ何らかの影響が出ることは間違いありません。

 一般的には、影響が良い方向に出たら政策がうまくいったと自慢して、悪い方向に出たら外部環境が悪化したといようなコメントが多いようにも思います。

 しかしマイナス金利の場合は、更に強い政策を行う用意があるなんて言っていますから、こりゃ消費増税以上に厳しいぞと私は思っています。

 数日前の朝刊にも「マイナス金利は高齢者に打撃」という記事が、さりげなく出ていました。今まさに住宅ローン等を組んでいる人にとっては、マイナス金利の恩恵があるのかもしれませんが、年金暮らしの高齢者は、基本的に借り入れはしていない人が多いと思うので、メリットが感じられないはずだと書かれています。

 というわけで、一人暮らしで、例えば年金が15万だとすると、年収は180万。そこから税金や保険料が30万程度差し引かれると考えると、実質的な家計に消費できる金額は150万。

 一か月にすれば12.5万。ここから今度は逆算して、仮に通信費を1万、医療費0.5万、衣料品や日用品を併せて1万、交通費1万、医療費0.5万、光熱費1.5万、任意の医療保険等の雑費1万等を引き算すると残っているのは6万。

 当然ながら一人暮らしなら食料品は外食を控えて、贅沢な食材を買わなければ、月3万程度には圧縮できるかもしれません。しかし私なんかはアルコール代が月0.5万ぐらいかかります。

 たばこを吸っている人は月1万ぐらいかかる人が多いような気もします。そうすると残額は2〜2.5万。これが自由にできるおこずかい?という事になりそうです。

 それで満足できる生活ができるかというのが問題になりそうで、このあたりまでくると個人の生き方や豊かな生活に対する考え方で違ってきますね。

 図書館で本を借りて読んでいれば満足とか、現役時代に買い込んだCDを聞いていれば満足なんて言う人は、お金がたまることになります。

 逆に私なんかも該当するかもしれませんが、しょっちゅう出かけたい、旅行に行きたい、若しくはうまいものをたらふく食べたい、ブランド品を身に付けたい、というような生活を目指す場合は、意識を変えない限り、間違いなく生活が破たんするということになりそうです。

 というわけで、今日は朝刊の酒屋さんのチラシをチェック。ちょうどいつも飲んでいる「いいちこ」がなくなりかけていたので、早速その値段をチェック。すると20度数の紙パック1.8L入りが、定価1150円。税込みで1242円という事でかなり安い。

 買い物ついでにお店に寄って、いつもは1本しか買わないのに、今日は特別に2本購入。合計2484円の出費ですが、普段買っている店では、定価が1280円ぐらいですから税込みで1380円ぐらい。1本あたり1割すなわち140円の差です。

 ささやかな節約ですが、こういったことを少しずつ積み重ねてがんばることによって、海外旅行が実現できると私は思っています。


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