年金より温暖化対策?

2019.9.26

 明け方4時ごろ「涼しいな」と感じて目が覚めました。窓を閉めて再び寝たら、久しぶりに7時の目覚ましで起床。まさにたたき起こされたという感じ。

 リビングに降りて朝食の用意。今日の主食はパン。これにアールグレイの紅茶をつけて、おかずは昨晩作ったカレーの残り。食べながら新聞を熟読。

 「今世紀末、海面1.1m上昇」という記事を発見。14年前の予測の1割増だそうで、だとすると今世紀末の2100年頃(80年後ぐらい)には、今予想しているよりもさらに数割海面が高くなっているような気もします。

 添付されているグラフを見ると、1993年からのデータが出ていて、ほぼ一直線の右肩上がりのグラフになっていて、この20数年の間に9cmぐらい高くなっています。

 たった9cmかあという気もしますが、毎年毎年台風その他の気象災害は増えていて、それらはすべて海水温上昇が原因とされていますので、これが9cmではなく20cmとか50cmになったらどうなるのか?と不安になります。

 実際私がもしかしたらまだ生きているかもしれない20年後ぐらいにグラフの線を延長すると、今よりもさらに8cmぐらい海面が高くなりそう。

 「8cmぐらいなら」と、先がない政治家たちは「まあ何とかあるだろう」と楽観視しているのか、若しくは「何から手を付けてよいか分からない」と思っているのか、目立った対策はほとんど聞かれません

 先ごろそういった状況に業を煮やしたというか、「各国首脳は本気で解決策を考えていない」と、国連の温暖化サミットで訴えたグレタ・トゥンベリさんという16歳の少女の演説も聞きました、ものすごい迫力ですね。
 
 この問題を真剣に考えている各国首脳は、横っ面をひっぱたかれた思いではなかったかと思います。その意味では、華々しく環境大臣に就任した小泉進次郎氏のセクシー発言は、表現はともかく、何の具体策も感じられず、ミーハー的な発言だったように思われ残念。

 それはさておき、10cm程度海面が上昇し、海水温が上昇した結果が最近の異常気象の原因の一つであると言われていますが、思うに10cmというのは、あくまで平均的な数値であって、実際の海水面は日々変動しています。

 結局海水面の高さというのは、通常の波の変動、潮の干満、低気圧による海水面の上昇、沖からの風による波の増幅、地震による津波等の要因が重なるわけで、これらがいわゆる波の重ね合わせの原理によって増幅されることになります。
 
 ということは日ごろ目で見た波の高低差が1mぐらいであっても、時にはそれが5m場合によっては10mを越すことも考えられます。

 運が悪いと言ってしまえばそれまでですが、海沿いの場所に住んでいる人は、これから20年の間に本気で対策を考えないといけないような気もします。

 ちなみに海沿いでなくても、今回の千葉県の災害を見ていて感じることですが、突風による屋根の崩壊とか、他の家や電柱等の倒壊で被害を被るなんてことも頻繁に起こりそう。

 そう考えると温暖化対策は年金問題なんかより急ぐ必要があるような気もします。
 





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