久しぶりに刺激を受けました

私にとっての懐メロをフルートで練習(2015.2.12)

 最近私のブログを読んでメールをやり取りするようになった方が、カラオケ好きと分かり、私もその影響を徐々に受けているようです。

 発端はどんな曲が好きですか、というごく普通の話ですが、改めて自分が好きな(好きだった)歌謡曲を振り返ってみると、それはなんと1970年前後の曲だということが分かりちょっと内心苦笑い。

 というのも私が子供のころ、やはりテレビでは昭和の歌謡曲、懐メロ集なんていうのをやっていて、両親がそれを見ていたり母親が口ずさんでいたりして、なるほど懐メロというのはその人の若い時代に流行した歌なんだということを認識していたからです。

 その後私も思春期を迎え、ビートルズがやってきてエレキギターがはやり、その影響でザ・タイガースをはじめとする多数のグループサウンズが台頭し、さらに反戦思想を強調するかのようなフォークソングが流行。

 しかしベトナム戦争終結とともに反戦のフォークソングから、ごく普通の日常生活を歌うフォークソングに変わり、やがてニューミュージックと呼ばれる歌になっていきました。

 その間私も音楽は好きだったので、最初はフォークギターを抱えコードを覚え、ピックを使ってガチャガチャかき鳴らし、それに応じてうなり声?を上げて歌うなんてことを経験。

 学生時代には歌声喫茶なるものに行き、なんだか良く分からないままに集団で声を張り上げることに高揚感を見出したり、好きな友人たちと公園にギターを持ち込んで歌ってみたりと、まあ思い出せば結構いろいろなことがあったなと思います。

 私のほうはその後ギターがクラシックギターに変わり、大学時代はギター部で活動。だいたいその頃ぐらいまでの歌が若いときの歌ということで印象に残っています。

 そして今それを振り返ってみれば、これらの歌はすでに私にとって「懐メロ」であり、息子にとってはまったく知らない未知の歌であるということに最近になって気がつき始めました。

 というわけで、特に結論はないのですが、就職したての頃ちょうどカラオケがはやり始めたので、深夜のスナックで散々歌ったことも思い出し、なんだか急に懐かしくなって、本棚にしまいこんであった楽譜を久し振りに取り出し、就職後に少しだけまじめにレッスンを受けたフルートを持ち出して吹き始めました。

 吹き始めはまあとんでもない音でしたが、バンコク旅行に行くちょっと前から初めて、少しずつ音が良くなってきたなという感触を得ています。

 「昔とったなんとか」という諺ほどの腕はありませんが、こういった私にとっての懐メロぐらいなら、まあ何とか吹けそうなので、今日はこれから近所の楽譜やさんに行って、こういった私にとっての懐メロのCD伴奏つきの楽譜を探してこようと思っています。

 しかしちょっと練習を始めると2時間ぐらいがあっという間に過ぎるので、こういったブログ書きやウォーキング、非常勤講師の仕事、家事と考えると、ともかく忙しい。悠々自適で充実しているといえば充実しているのですが、だんだん時間不足を感じるようになってきました。
 
    
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