努力は一生続きます

フルート教室に通いだして思うこと(2015.10.25)

 今日は午前中最近通い始めたフルート教室のレッスンでした。朝6時半に起きて、とりあえず体を柔らかくしようと思い早朝ウォーキングへ。

 このところ夕方はフルートの練習と言うのが日課になっているので、これまでのように夕食の準備前にウォーキングという時間が取れなくなっています。

 今日の朝は北風が吹いていて寒かったです。身支度を整えて玄関から外に出るといきなり北風が吹き付けてきて、「こりゃダメだ、今日は中止か」といつものグウタラな気持ちが芽生えましたが、このぐらいの風でめげていてはこの先どうするんだ、という内なる声に耳を傾けて何とか出発。

 風上に向かって歩いていると寒さもひとしおですが、犬と一緒に散歩している人もいて、その横を早足で歩いていくと少しずつ体も温まってきます。

 ちょうど太陽も建物の上に顔を出す頃で、日が当たると暖かいなと思いながら、結局50分ほど歩いて帰宅。所持していた歩数計を見たら5000歩でした。まあちょうど良いかなと言う感じです。

 ちなみに歩いていると体も温まり、朝食がおいしく感じられます。食事をして食器を洗って8時からブログの更新。9時過ぎまで作業を行い、その後窓をぴったり閉めてフルートの練習。

 楽器と言うのは、スポーツ同様ウォーミングアップの時間が必要です。つまりフルートの場合は唇周辺や顔の筋肉を柔らかくする必要があると言うことです。

 スポーツ選手もウォーミングアップをやらずに、いきなり走り出したり、重いものを持ち上げたり、飛んだり跳ねたりすれば筋肉や腱に負担がかかり、下手をすればケガをします。

 楽器も同様で、寝て起きたあとは必ずウォーミングアップが必要になります。というわけで30分ほど基礎的な練習を行ない、その後先生から指定されている曲を練習。

 しかし曲の完成度はもぐらたたき状態。ある部分を修正すると、違う部分がうまく吹けなくなるという繰り返し。受験勉強に似ていますね。ある項目を覚えると別のことを忘れてしまう。

 結局受験の場合は、すべてのことがきちんと覚えられているような時期に受験日が来るように調整するわけですが、楽器の演奏もそういった傾向があるように思います。

 教室に通うようになって、自分の音に改めて気をつけるようになりましたが、そういった自分の音が聞こえてくると、へたくそなところをますます意識するようになってめげます。

 まあ世の中なんでもそうですが、あることを達成しようとすると、自分の目指す目標は、そこに近づくにつれ徐々に遠ざかり、結局いつまでも努力を続けなければいけないと言うことのようです。

 人間国宝といわれる名人たちが良く口にする、「自分の作る作品に満足したことは無い」という言い草の、ほんの一部ですが理解できるような気がします。
    
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