旅行人数の変化

一人旅から始まって、再び一人旅へ(2013.9.17)

 三連休開けは、台風一過のきれいな青空。秋晴れと言っても良いかもしれません。昨晩は寝室の気温が数か月ぶりに22度代を記録。これまでは常に25度以上でしたから、一気に涼しくなったように感じます。このぐらいの温度になると、体の方も負担がないようで、久しぶりに熟睡できました。

 さて今年の夏は一人でハワイに行ってきました。旅行は若いときから好きで、高校生ぐらいから、今で言うJRとユースホステルを使って、あちこち出かけることが多くなりました。当然ながら一人旅です。

 ただし宿泊先のユースホステルではミーティングの時間があったりして、そこで同年代の若者と話をして、その後数日同じ行程で旅行を楽しんだこともあります。しかし基本は一人旅です。

 何が面白かったのか?もちろん行った先の景勝地を楽しむのが主体ですが、そこに行くまでの計画や、実際に乗り物に乗って移動しているときの車窓の流れが楽しかったように思います。

 高校や大学の時代ですから、当然食費にも金はかけられず、駅の立ち食いそばやラーメンやさん、いわゆる食堂のようなところを利用していた記憶があります。

 大学を卒業し、仕事が始まると、なかなか自由に行ける機会はなくなりましたが、一方で若干お金の余裕も生まれました。ただし学生時代に父親を亡くしましたので、母親の遺族年金と私の給料の一部が生活費となり、丸まる自分で使うわけにはいきませんでしたので、相変わらずの貧乏旅行です。

 新幹線を使わず東海道本線を使ったり、長距離バスに乗ったり、そうゆう苦労を楽しんでいた感じもします。いかに安く、効率的な旅行をするか、と言うのがその頃のテーマでした。

 やがて仕事の必要性から車の免許を取得。これによって今までは観光地を点と点で結んでいた旅行が、線で結ぶ旅に変化。ドライブを楽しみながら観光を楽しみ、さらに釣り道具を積んで、行った先々で気軽に釣りを楽しむ旅行に変化。しかしこれも一人旅です。

 そして結婚。国内にとどまっていた旅行範囲が新婚旅行でハワイに拡大。旅行そのものも、一人から二人へと劇的に変化。給料もそこそこ上がり、生活にも少し余裕が出来、行った先で食事を楽しみ、オプショナルツアーを楽しむというように、旅行形態が変化。

 数年後子供が生まれ、数年間は旅行を自粛したものの、その後は家族で毎月のように国内旅行、夏はハワイが定着。この頃は実家の母親を交えて三世代旅行も実現。旅行そのものの人数が増えました。

 しかしその後ブログの題名にあるように、妻が他界。父子家庭となり、息子との2人旅行。さらに息子が大学生となり、私は年金暮らしで日程に余裕があるものの、息子の日程がとれず、遂に今年は1人でのハワイ旅行。

 実家の母親も80歳を越え、さすがに国内旅行も疲れると言って行きたがらないようになり、今年は私自身の一人旅が定着する年になりました。

 そんな経緯を経て、ハワイ一人旅を楽しんできましたが、1人にはまた1人の楽しみがあり、寂しさがあるなと言う感想を持っています。具体的な感想は、次回書こうと思います。
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