島国日本と国際感覚

海外旅行で文化の違いを意識(2014.2.15)

 関東地方には再び雪が降ったようで、さすがに少し心配になってきました。帰国は18日です。

 ケアンズは2月上旬雨模様、中旬になって天気が回復。昨日に引き続いて、今日も朝から快晴。最高気温は30度ぐらいですが、噂?通り紫外線が強いです。

 海辺を1時間ほどフラフラしていただけで、簡単に日焼けします。近郊には農場が多いのですが、あまりの紫外線の強さに、放牧されている馬に紫外線よけの服?が着せられています。

 オーストラリア北東部のケアンズでこの状態ですから、南の方の都市ではサングラスをしないと網膜を痛めてしまいそうです。

 ちなみに南東部では40度以上の高温が続き、あちこちで薮火事が発生しているようです。ヨーロッパでは洪水?というようなニュースも聞きましたので、関東地方の降雪なんかはまだまだ序の口?

 ともかく世界的規模で天候のブレが大きくなっているように感じます。

 それはともかく、これまで私はハワイとバンコク、そしてここケアンズしか旅行経験はありませんが、文化の違いという物を良く感じます。

 当然ながらハワイはアメリカと太平洋の島々の文化が混合しています。バンコクは東南アジアの香りに中国系の文化が混合。

 ケアンズはイギリス文化が発展。原住民であったアポリジニの方々は、どちらかというと貧困にあえいでいるような印象を受けます。

 というのも市街に昼日中から、路上に座り込んでタバコを吸っている人たちを多く見かけるからです。ハワイでみかけるホームレスは人種が様々ですが、ケアンズでは圧倒的にアポリジニの人が多いようです。

 先住民と侵入者?との文化の軋轢は世界中で起きていると思いますが、実際に全く異なる二つの文化が程よく混合するのはひじょうに難しいということなのだと思います。

 その点日本はどうなのか?ユーラシア大陸の一番端っこにあって、基本的には大陸からも切り離された特殊な土地棚と言うことが地理的条件であって、どちらかと言えば同じような顔形をした人々が昔から暮らしている土地であるように思えます。

 その意味では民族の混合が比較的穏やかに行われたのかなと思います。(アイヌの方との民族問題があったと言うことは認識していますが)

 一方島国という特徴は、世界の動きから一歩遅れるという特徴を持っているような傾向もありそうです。日本語という特殊な言語も影響しているかもしれません。

 というわけで、普段は埼玉の片田舎で淡々と暮らしている初老のおじさんが、海外に行くとにわかに世界の動きに注目するという面白い現象が起きます。こういった自分自身の心理的変化も面白いです。


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