旅先で感じる人とのつながり

一人旅はコミュニケーションの大切さを教えてくれます(2014.7.22)

 旅行が好きなので、常にあちこち出かけたいと考えています。 最近は一人旅が増えているという先日の記事を読み直して、改めて本当に増えているのかという疑問がわき、ネットでそういった調査があるのかどうか調べてみました。

 すると「じゃらん」という旅行サイトが2012年4月から2013年3月までの1年間の国内旅行者についていろいろ調べたデータが公開されていました。

 内容を見ると、ちょっと想像と違っているな、というデータも多数あったので少し紹介します。調査対象は20〜79歳までとなっていますが、その中で50〜79歳に該当する方たちのデータを見ています。

 先ず驚いたのが、宿泊旅行実施率の推移です。不況が続いていたためか、すべての年代でここ8年間低下しています。50〜79歳の年代の男性に注目すると、2004年度が63.8%だったのに、2012年度は54.4%になっています。

 つまりそれだけ収入が厳しく、旅行にも簡単には出かけられない人が増えてきたというこなのだと思います。

 で気になったのが「一人旅」です。50〜79歳の男性を対象にした調査では、2004年度に一人旅をしたのが13.6%で、それが2012年度になると16.9%に増加。やはり増えているようです。

 ただし夫婦で出かけると答えた方も3割以上います。この率が2004年度と比べて下がっているのかどうかは、結果には表示されていませんでした。

 というわけで、少しずつ一人旅が増えているという実態は間違いなさそうです。そういった結果を反映しているのか、時々一人旅専門ツアーみたいなものも新聞紙上で見かけるようになりましたが、その値段を見ると相当割高です。

 そもそも一人旅に出かけるとき、私のようにパートナーがいないのでやむなくという場合と、パートナーはいるけど、興味関心が異なるのでやむなく、という二つのパターンがあるような気もしますが、いずれにしろ、それでもどこかに行きたいと思うならば、普通は自己手配が多くなるような気もします。

 しかし本屋さんに行くと、一人旅はこのように行うというような指南本も出ていますから、旅行に行こうと思っても、何から手をつけてよいやら皆目不明、という人もいるのだと思います。

 もしかすると、日本人の気質として、旅先で失敗して笑われないようにという配慮もあるのかもしれません。

 であるにしても、旅好きの私からすると、車があれば、それで交通手段はOK。後は泊まるところですが、ネットで調べて、最近はレビュー評価を資料としているサイトも多いですから、その評価が比較的高いところを選べば、あっという間にプランが完成。

 あとは実行あるのみです。最近私自身の一人旅が増えてつくづく感じること。それは一人で動き回る気楽さと、旅先でのちょっとした会話や交流に大きな価値を感じることです。

 私自身は自分の仕事である授業を除くと、どちらかと言うと口下手で寡黙な人間だと思っていますが、だからこそ旅行中に感じるコミュニケーションへの欲求が大きいなと思えます。


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