旅行者データに寄れば70歳がメヤス

海外旅行を楽しめる年齢の限界(2015.10.5)

 10月8日からバンコク旅行に行きます。出発日の8日は、関東地方に台風が最接近するみたいで、ちょっと心配していましたが、今のところ太平洋上を通過するみたいなので、大丈夫だろうと思っています。

 成田空港の離陸時間は午前11時ですが、埼玉県なので結局自宅を7時過ぎに出て車で行くことにしました。電車で行く方法が良いのですが、通勤ラッシュの中にスーツケースを持ち込むのは気が引けます。

 日数は5泊6日。8月にハワイに行きましたので海外は二ヶ月ぶり。その前にバンコクに行ったのは6月なので四ヶ月ぶり。振り返ってみれば、二ヶ月ごとに海外に行き散財しています。

 それで良いのか?という疑問も強くあるのですが、ここ数回に渡って書いてきたように、海外旅行に頻繁に出かけられる体力があるのは何歳までかということを考えると、今しかないという焦りに似た気持ちがあることも確かです。

 日本にも中国から観光客が大挙して押し寄せて様々なものを買っているというニュースがテレビで流れていますが、その年齢層をみると50歳前後であるように見えます。

 もちろん平均寿命の関係もあると思いますが70歳以上の方が日本に来て、様々な電気製品を買いあさっているような姿は想像できません。

 要するに、海外に行って観光しよう、遊ぼう、おいしいものを食べよう、現地の人と交流しようとワクワクしながら出かけられる年齢にもおのずと限界があるということです。

 では日本人の場合、何歳ぐらいから海外旅行を諦めるようになるのか。もちろん金銭的な問題も絡みますが、それをあえて無視して、何か統計が無いかなと思ってネットを調べてみました。

 するとリクルートの「エイビーロード・リサーチセンター」というところが、ちょっと古いデータですが平成19年の海外旅行者データの調査をしていました。

 この第1章に「年齢階層別出国率」というデータがあり、平成12年と19年を年齢別に比較したグラフが出ています。これを見ると実に面白い。

 先ず20代30代は平成19年の方が出国率が低くなっています。若者の海外離れが進んでいるのかもしれませんし、経済的な問題もあるのかもしれません。

 一方40代以降は平成19年の方が出国率が高くなっています。特に40代と私の年代の60代前半が大きな伸びを示しているのは面白いです。

 次に際立っているのが、60代後半の出国率が11.5%なのに、70代前半の出国率は3.9%となり、ここで少しずつ減少していた出国率が大きく減少しています。

 つまりこのグラフこそ、70歳を過ぎると海外に行くのが体力的に辛くなるという証拠のように思えます。そう考えると私の場合は後10年弱しか海外旅行を楽しめないということになり、40代から始まったハワイ旅行も、毎年1回行って後10回程度と考えると、やはり焦ります。

 というわけで結論はいつもの通り。行ける内に行って存分に楽しもう。ただし将来計画も考慮して、家計が破綻しないような遊びに徹するということです。


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