介護の必要性を感じたら公的機関へ

介護が必要になったら最初に何をするか(2013.4.22)

 必要ないことを祈りながら、介護施設について調べています。介護施設は大きく分けて、介護保険が適用できる施設と出来ない施設があることが分かりました。また適用できる施設はさらに二つに分かれ、在宅と入所に分かれることも知りました。

 さらに在宅や入所介護施設についても、介護の段階によっていくつかの種類があるようです。当然ながら介護を受ける側の体力や健康状態、家庭状況によって変わるのかなと思っています。

 一方介護保険が適用できない施設も、その設立団体によって二種類あります。一つが市町村や社会福祉法人が運営する施設で、もう一つが民間運営の施設で、私の頭の中にあるいわゆる「老人ホーム」というイメージは、この保険が適用できない施設のことをイメージしているのかなと思われます。

 しかしここからが難しい。というのも自分または母親が将来どの程度の介護が必要になるか、現段階ではまったく未知数だからです。しかもそれぞれの健康状態や場合によっては病状、更には経済力等の兼ね合いによって、選択できる施設も限られてくるはずです。

 また当然ながら費用負担を考えれば、介護保険を適用できる形の介護が経済的負担は軽くなるはずです。

 ということは、そろそろ介護が必要だなと思ったとき、その費用も含めて、いったい何から始めるべきかと言うことをあらかじめ考えておかないといけないようです。つまり介護を考えるときのフローチャートが必要だということです。

 そこでネットを使って「介護が必要になったら」という検索語句で、情報を調べてみると、「goo ヘルスケア」のページが第一番目に来ましたので、今これを見ています。

 これによれば、まず最初にやるべき事は、介護が必要かどうかを客観的に認定してもらうことですね。認定するのは市町村の調査員のようですから、市役所等の窓口に出向くのが最初の仕事になりそうです。

 つまり待っていても誰も助けてくれないと言うことで、これは私が早期退職をして父子家庭になったとき、様々な経済的支援は自分から動かないと得られないと思ったのとまったく同じです。

 ということは、こういったことを知らずに徐々に体が弱って介護が必要なのに、そのことを申告していなかったばっかりに、必要な介護を受けられず、孤独で不自由な生活を強いられている方もかなり存在する可能性がありそうです。

 アパートでの老人の孤独死は痛ましいなと思えますが、そうなる前にそういった制度の事を熟知していないといけないと言うことになりそうです。

 さて、市町村窓口に出向くと調査員の方が来て、現状を調査票にまとめ、それを「認定審査会」という会議にかけて、介護が必要かどうかが判定されます。

 審査会では調査員の意見や主治医の意見も参考にされるみたいですから、日常的に診療を受けている主治医がいる方が話が通りやすそうです。その意味では、あちこち医者を変えるのはよくないかもしれません。

 結果は8種類ぐらいに分類されるようです。もちろん介護必要なしという認定もその中に含まれています。この結果が本人または家族に通知されるまで30日とありますから、そういったタイムラグも考慮して、必要を感じたら、相談だけは早めに行った方がよいような気がしてきました。 


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