ウォーキングで野鳥撮影

新しいデジカメを持ってウォーキング(2015.2.20)

 昨日は天気もよく暖かかったので、先日買ったばかりのデジカメを持って、近所にあるいつもの河川敷へウォーキング。ここのところ寒い上に、風が強かったので、ウォーキングに出かけていませんでした。

 本来なら出かける前にカメラの取扱説明書を熟読すべきだと思いますが、以前使っていたのも同じメーカーの機種で、形もほぼ同じ。全体が一回り大きくなったぶん、重厚感も増したように思えます。

 ちょっとだけ風が吹いていましたが、寒いというわけでもなく、唯一失敗したなと思ったのが、花粉。少し感じました。実際近辺を歩いている人の半数はマスクをしています。

 先日母親を連れて行った診療所では、花粉症軽減のための注射を受けに来ている患者さんがひじょうに多かったです。待合室の8割は花粉症の注射待ちだったそうで、その意味では今年のインフルエンザはほぼ収束してきたといえるのかも知れません。

 というわけでいつものコースをデジカメを持って歩いていくと、こんなときに限ってぜんぜん野鳥がいません。持っていないときに限って妙に近いところで見かけたりしますので、皮肉なもんだなと思います。

 それでも私のウォーキングは健康維持も兼ねていますから、野鳥がいようがいまいがどんどん歩いていきます。途中何人かの人とすれ違って挨拶。この挨拶も、単にウォーキングを楽しんでいる人は割りと気軽に互いに声をかけてきます。

 しかしでかい望遠レンズのついたカメラを三脚につけて持ち運んでいる人は、同好の士というか、そういったグループ間では挨拶をしているようですが、我々ウォーキング族とは一線を画しているようでめったに挨拶されません。

 私の場合はカメラを持ちながら、ウォーキングのために割と早足で歩いていますので、野鳥観察グループとウォーキング専念派の中間ぐらいに位置しているなといつも感じます。

 それはそれとして、野鳥を見つけるためには、周囲の音に気を配り(鳴き声だけでなく、枯れ草の上を跳ねる足音も)なおかつ遠くの樹木を注視しないといけないので、ある意味聴力と視力が要求されるなと思っています。

 つまり歩くことによって身体の物理的機能が鍛えられますが、それに野鳥観察を加えることによって、五感も磨かれるということです。

 実際こういったパソコンでブログ書きを続けていると、目が疲れて遠くの景色がぼやける傾向が強くなるようです。幸いなことに、そんな状態でもウォーキングに出かけ、遠くの景色を見ながら歩いていると、少しずつ改善してくるようです。

 といったようなことを考えたり、他の人と挨拶を交わしたり、野鳥グループの人たちが見ている方向に何かいるのかと近づいてみたりしていると、あっという間に1時間ぐらいが経過します。

 帰り際に、ふと高さ15mぐらいの樹木を見上げたら、鳥のようなものが見えたので、ここぞとばかりデジカメで撮影。これまでのカメラだとほとんど姿かたちが分からないような距離ですが、さすが60倍の威力はすごい。

 10年近い間にデジカメもずいぶん進化しているんだなという思いを新たにしました。たぶん「シメ」という鳥です。


表紙に戻る 老後の健康 体の調節作用