あっという間の後9年?

計算力の衰えを感じ、健康寿命を見直し(2015.9.2)

 9月に入り、私も非常勤講師の仕事が始まりました。当然久し振りに教壇上で立ち続けて授業を行ったわけですが、やはり体力を使うなというのが第一印象です。

 それと共に、夏休みボケもあると思いますが、計算力というか暗算の早さが遅くなったように思え、なんだか残念です。頭の中で何回も検算しないと答えに確信が持てないというのは、加齢のせいだと分かっているものの、やはりもしかしたら「認知症の初期症状」とつい気になってしまいます。

 若いときは数字を見た瞬間に、2桁の掛け算ぐらいならすぐに答えが浮かんだように思いますが、なんか計算の歯車が頭の中でゆっくりゆっくり動いているようなもどかしさを感じます。

 一方でこういったブログを四六時中書くようになって、さまざまな事件や出来事、ニュースを多角的に捉えて分析し自分の意見としてまとめていくという力は、以前とそれほど変わらないかむしろ伸びているようにも思えます。

 人間の脳の構造上の問題だと思っていますが、今頃になって理系ではなく文型の領域が少し延びているのかなという感じです。
 
 柔道の元世界チャンピオンの野村さんが40歳で引退表明をしたようですが、彼ほどの人物であっても、40歳という年齢に達すると、肉体的な衰えをカバーすることが出来ないということだなと感じました。

 ネットであらためてスポーツ選手の引退年齢を調べてみると、20数歳から40歳というところが多いようですから、やはり40歳というのは、体力のピークなんだろうなと思います。

 一方、私は囲碁や将棋等のテーブルゲームも好きなので、NHKの対局をいつも録画して、こういったブログ書きの合間に見ているのですが、将棋界のプロの平均年齢はだいたい40歳みたいです。 

 棋士の場合はどのような条件で引退となるのか私にはよく分かりませんが、対局者の年齢を見てみると、やはり強い棋士は20代30代が多いように思います。

 つまり早く手が読めるというのは40歳ぐらいまでで、そこから先は大局観や経験、作戦等で勝ち残るのかなという気がします。

 いずれにしても、40歳ぐらいをピークにして肉体は少しずつ衰え、計算力も徐々に低下、一方で経験値が増え、分析力や柔軟な対応力が少しだけ増えるのかなと感じます。

 とはいうものの、やがてそういった衰えによって、自立した生活が難しくなる時期が否応ナシにやってきます。それが健康寿命だと思われますが、男性は71歳、女性は74歳だそうです。

 私の場合は、後9年。早期退職してすでに6年が経過したことを考えると、あっという間だろうなという気がして、少しばかり焦りのような気持ちもあります。

 だからこそ頻繁に海外旅行に行くようになったのだろうと分析していますが、やりたいことが一杯あるのに時間がないというもどかしさも感じています。


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