夫婦の方が寿命は長い

今日は健康診断、独りものの健康管理は難しい?(2015.9.28)

 今日は職場の健康診断。ともかく老後を生き抜くためには自身の健康管理が最大の財産だと思っています。

 もし健康を害したら、好きな旅行に行けないばかりか、家庭菜園の世話も出来ず、ウォーキングで出歩くことも出来ず、フルートを吹くことも出来ず、ただ鬱々と毎日を過ごすだけになりそうだという恐怖感があります。

 ところが頭の中でそのように理解していても、日常生活では、つい酒の飲みすぎ、食べすぎ、運動不足が確実に起きているような気もします。

 だいたい人間の体は、一晩くらい大酒を飲んで二日酔いになっても、数日後には治ってしまう柔軟性があると思っているのですが、一方で、毎日じわじわと進む健康破壊は気づきにくいなと感じています。

 私の場合は、なかなか酒を減らすことが出来ず、健康診断でガンマGTPが高い数値を示すと、根は小心者ですから、しばらくは禁酒や節酒を試みるのですが、やがてもとの木阿弥。

 またやはりおいしいものをたらふく食べたいという欲求がありますから、日常生活でも、腹10分目にならないと満足できない気持ちがあります。 腹八分目で我慢すると言うのは実に厳しい。

 当然ながら栄養学や人体の細胞に関する知識も多少あるので、こんなことでは遺憾!と思っても、息子と二人だけの生活では、よほど私が飲んで暴れでもしない限り、息子も父親が勝手に飲んでいるんだからと制止することもありません。

 このあたり、もし夫婦で生活していれば、奥さんから「ここのところちょっと飲みすぎじゃない」とか「ごはん食べすぎ」とか、「これ以上は体によくないわよ」というブレーキがかかるはずですが、それがまったくない状態で、自分自身を律するのは実に難しいです。

 というわけで、まあある意味今日行なった健康診断の数値が日頃の生活を省みる唯一の客観的判断資料となっているのですが、予想通り、猛暑の影響(ということにしていますが)でビールを飲みすぎ、体調が良いことをいいことに食べ過ぎた結果体重が増加。

 その結果生じているのが血圧の高さ。そのことを意識して昨晩だけは少し食事やアルコールを控えめにして、今日は朝からウォーキング。しかしたった1日だけの努力ではやはり厳しい。

 夫婦で生活すると寿命が延びると言うのは、単にコミュニケーションの問題だけでなく、お互いに健康を気遣うという要素があるんだと言うことに改めて気が付きました。

 しかし反面、面と向かって「酒飲み過ぎ!」なんていきなり批判されたら、そこから険悪なムードになり、コミュニケーションが途絶。不愉快になってさらに深酒をして体調悪化なんていう可能性もあるなと思えます。

 さてどっちがよいのか?私の場合はもう選択できないところまで来ていますので、現状で甘んじるしかありません。


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