老化は確実に進行する

病気になって今後の生き方を改めて考えています(2016.1.28)

 体調不良(自律神経失調症)で早期退職をして、もともと健康に自信がなかったので、この6年間健康寿命を意識して、ウォーキング等を積極的に行ってきました。

 海外旅行にも頻繁に出かけ、「なんだ自分にも意外に体力があるじゃないか」と思って喜んでいたのですが、ここに来て老化現象はやはり進んでいたようで、なんと「鼠蹊部ヘルニア」という病気?になってしまいました。

 事の起こりははっきり覚えていないのですが1年以上前で、鼠蹊部にちょっとした違和感がありました。すぐに消えてしまうので、「別に気にすることもないだろう」と思っていたのですが、昨年の11月あたりから、徐々にその痛みが頻繁に起きるようになり、医師にも相談。

 このあたりの詳しい経緯は「高血圧、アトピー、喘息、健康生活」というサイトでまとめていますが、結論から言えば、昨日大学病院でCTを撮影してもらったところ、「鼠蹊部ヘルニア」の初期段階と言うことが判明しました。

 今のところ時折起きる軽い痛みだけなので、生活に注意すれば問題なさそうですが、根治のためには手術しかないということす。数日の入院が必要なだけで、手術としては簡単なもののようで、「痛いのは嫌だな」と思いつつ、いずれやらざるを得ないなと思っています。

 それはそれとして、自分では健康寿命を意識してこの6年間努力してきただけに、ちょっと情けない思いをしています。同時に、どんなに努力しても老化は確実に進行しているという動かしがたい現実があることも、分かってはいたつもりですが、改めて気が付かされました。

 さらにこの先を考えると、自分では健康なつもりでも、全く予期せぬ体の不調が起きる可能性が増えてくるということだと思います。

 ということは、今後海外旅行も含めて私の行動範囲は徐々に狭くなっていくわけです。だとすればと考えると、これまで必死に考えていた節約生活ですが、その節約によって得られる豊かな老後を送る期間は、相対的にどんどん短くなっているということになります。

 つまり節約生活 → 資産の増加または維持 → 豊かな老後生活 というライフプランが、節約生活 → 老化 → 体調不良 → 何もしないうちに制約された生活、になってしまう可能性があるということで、それなら今のうちに多少贅沢をしてもいいのでは?とちょっと発想が転換しました。

 いつかは資産の減少が心配ない状態になって、それからゆっくり老後の生活を楽しもうと考えるライフプランでは、体力の方が先に衰えてしまい、気が付いたらお金はあるものの何も楽しむことができない体になっている可能性がある、ということを強く感じました。

 さてどうするか?だからと言って浪費生活や贅沢品の購入と言うことは考えていませんが、昨日は大学病院の帰りにそういったことを考えていて、昼食は久しぶりにちょっと高級目の回転ずしやさんに入り、1000円近いランチを食べてきました。


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