医療保険加入の損得

シニアの医療保険の必要性(2016.2.13)

  手術日を含めて4日目の昨日午前中に退院しました。今は自宅のリビングで、若干の痛みを感じながらこのブログを書いています。

 個室を希望したら、この病院では一番広い部屋になってしまい、高額な差額ベッド代を請求されました。4日間の利用ですから、まあちょっとした「入院体験ツアー」に参加したと思っていますが、これが一か月も続いたら家計は破たんします。

 一方通常の病室は6人部屋で、当然ながら差額ベッド代は必要ありませんが、自分のスペースはカーテンで仕切られたおよそ2m四方の空間だけです。

 今回個室を選んで良かったなと思ったのはトイレ。自分の好きな時間にいくらでも時間をかけて利用できます。手術前のネットの情報では、手術の形式にも寄ると思いますが、導尿管を挿入するとか、下剤を使うとか様々情報が交錯していました。

 実際には術前に局部の毛を剃られた以外、術前術後共にすべて自力の回復を待ってくれましたので、嫌な思いをすることはありませんでした。

 ただトイレに行っても、なかなか大を出すことができず、結局数時間ごとに何回も出入りすることになり、これはちょっと苦労しました。普段排便をするというのは、何気なく行っていますが、実は洋式トイレであっても、ものすごく腹筋を使っているんだなと言うことがよくわかりました。

 それはそれとして、今回の手術入院費用が差額ベッド代を除いて8万ぐらいのようです。私の場合年収が少ないので、高額療養費の申請をすれば、数万の還付金が出そうです。つまり入院費用としての自己負担額は5〜6万ではないかということです。(よく調べていないので間違っているかもしれません)

 仮に自己負担で最低限の医療保険に入っていれば、1日3000円ぐらいの保険金と、入院や手術の見舞金で数万円のお金が支給された可能性があるので、この自己負担額は必要なくなりそうです。

 しかし最低限の医療保険とはいえ、私の場合高血圧と言う持病があるので、加入するための一か月の負担金は安くても6千円を超すのではないかと思われます。

 年間なら7〜8万ぐらいの負担。つまり7〜8万負担して5万ぐらいの保険金をもらう、と言う計算になるわけで、1年間でこの病気だけだったら、トータル数万の損失になります。ただし保険に加入していれば、その後も様々な問題に対応できますから、ある意味安心です。

 となると、やはり医療保険は必要かと言うことになるのですが、私の場合一度入院したという実績?を作ってしまったので、今後数年間は医療保険には加入できないと思います。このあたりの判断は実に難しい。

 61歳を迎えた方は、医療保険費用が急に上昇しますが、加入の是非はよ〜く考えて決めるべきだと思います。

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