いずれロボット介護が主流に

新たながん患者が100万人を越えるという予想について(2016.7.16)

 今日は海の日で、世間は三連休でした。私はいつものように土日のブログの更新を休んで、月曜からまた書くぞと思っていました。ところが、土曜日の日に早朝散歩をしたら、関越道がやたら混んでいるのが見えました。

 「なんでこんなに混んでるんだ」と不思議に思いながら帰って来てカレンダーを見て、やっと三連休だったことに気が付きました。年金暮らしになっても、曜日の感覚は維持しようと思い、上に書いたように土日はブログの更新を休んでいるのですが、いつの間にか祝日のことはほとんど考えない生活になっていました。

 そんな中ヤフーの健康関連ニュースを見ていたら、今年は予測値ですが新たに診断されるがん患者の数が100万人を越えるだろうと書かれていました。

 私自身は若干の医療不信も感じているので、早期発見早期発見と騒ぎ立てて、必要以上にがん患者を増やしているのではという気もしたのですが、記事には高齢者が増えていることが主たる要因と書かれていました。

 そこで記事に書かれた数字(1975年時点に比べると今年は5倍になっている)というデータと、高齢者の人数に整合性があるのか調べてみました。

 すると1975年の65歳以上の人数は884万人だったそうで、それが2016年現在はなんと3300万人に増えているそうです。(数字はちょっと怪しいです)1975年と言えば、まだ私が20代前半だったころで、そういえば都会では今ほど高齢者の姿を見なかったことを思い出します。

 というわけで、1975年時点から現在まで65歳以上の人数はおよそ3.7倍に増えたという事で、土日にスーパー等に行っても、やはり高齢者の姿が目立つ世の中になりました。

 しかしスーパーに夫婦で来て和気あいあいと買い物をしている高齢者はまだ経済的には恵まれているのかもしれません。(中には奥さんが一生懸命買い物をして、旦那は仏頂面で立っているだけという姿も、今日の買い物で何人か目撃しましたが、パートナーがいれば寿命が延びるというデータもあるそうですから、相手を大事にしないとなという気はします)

 話を戻して、だからこそがんになってしまう方も増えているという分析はどうやら間違いではなさそうです。

 ちなみに10年後の日本の総人口は1億2000万人で65歳以上の高齢者は3600万人ぐらい。ちょうど3割ですね。その後も高齢化率はどんどん高まっていきますので、高齢化故に今起きている様々な現象は今後さらに顕著になることが予想できます。

 しかも一方で19歳以下の人口は2200万人から1850万人に減少し、その先はさらに減ることが予想されていますから、私の年代は介護をしてくれる人が極端に少ないということになりそうです。

 当然科学技術は進歩するので、人間の介護ではなくロボット介護が今後普及するのかなと思えますが、なんだか無味乾燥な介護のように思えてしまいます。

 というわけで、統計学的にはここまで分かっているわけですから、経済回復やら憲法改正なんかの前に、こういった問題に対する長期的な展望や対策が必要だろうなと感じますが、実際の政治はどうもそこからかけ離れているような気がします。 

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