健康に勝るものはない

2017.2.17

 今回の2泊3日の検査費用は6万円近いものでした。収入の関係で若干の返金があるはずなのですが、それにしても大きな金額です。

 ただ病院の都合で部屋は個室となりましたので、検査環境としては抜群でした、入院と退院の手続きに時間がかかったことを除くと、まずまずの検査入院でした。

 しかし今後さらに体力が低下した状態で、何らかの病気になり入退院の手続きをしなくてはいけないことになるかもしれず、こりゃあやはり一人もんは早死にするなと感じました。

 若いうちはパートナーがいたとしても、年を取ればやがてどちらかが取り残されるわけで、そんな時は子供たちに頼るしかないなと思います。

 しかしその子供たちがなければどうなるのか?高齢者の一人暮らしが増えているそうですが、例えばインフルエンザで38℃の高熱を出し、寒気で震えていても医者には自力で行くしかありません。

 普段の食事も自分で用意するしかなく、食材がなければヨロヨロした足取りで、熱に震えながら近所のスーパーに行くしかないです。これは想像するだけでも悲惨だなと思います。

 ところが現実にそういった高齢者が多数存在するはずです。しかしその実態がマスコミ等で取り上げられることはないように思います。果たして実態はどうなっているのか?実に心配です。

 一方お金の面でも、病気が重なれば出費はどんどん増えるなという危機感を覚えるようになりました。そんなときのための医療保険は、なぜか健康な人が入ることができ、病気がちな人は掛け金が高くなるか、もしくは最初から告知事項ではねられてしまいます。

 民間の保険は助け合いの慈善事業ではなく営利事業ですからやむを得ないんだろうなと思いますが、その意味では、誰もが無条件で入れる国民健康保険や高額療養費制度は素晴らしいなと感じます。

 ちなみに病院のベッドで保険について考えていたのですが、保険の基本的な収支は掛け金が保険会社の収入であり、支出は保険金になります。

 しかし支出がそれだけなら掛け金はもっと安くなるはずで、実際には保険会社で働く人たちの人件費、広告料、会社の維持修繕費等が必要なわけです。

 というようなことから掛け金が算出されているんだろうなということが分かり、では果たしてそういう民間の保険に加入することは得なんだろうか、とまで考えました。

 これは結論から言えば、保険会社の運営費も賭け金から支出する以上間違いなく損する訳ですが、平均的な病気ではなく、高額の医療費が必要になるような病気だったら、保険に入っていた方が良いというごく当たり前の結論になります。

 てなことをつらつらベッドの上で考えていましたが、結論はただ一つ。健康に勝るものはないということです。そのために普段から食生活、睡眠、ストレス、運動等を充分意識しないといけないなと改めて思っています。

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