軽い認知症の増加

2017.12.12

 天気は良いものの寒い1日です。日本海側は大雪でしょうか?小さいころ、喘息症状がひどくて、それから逃れるために一時的に祖父祖母が暮らしていた石川県に数か月移住?していたことがあります。

 都会と違って空気がきれいで、私の喘息症状も軽くなりましたが、たまたまその冬は雪が激しく積もったときで、積雪のすごさ、激しさ、恐ろしさは身に染みています。

 と言っても、本当に幼児の頃ですから、来る日も来る日も降り続く雪を眺めて、なんて暗い日々が続くんだと子供心に思っていただけで、あとは雪だるまやかまくらなんぞを祖父と一緒に作った記憶があります。

 さて、今日も7時半に起きて、朝食は先日スーパーで買ったサバの文化干し。これにほうれん草の味噌汁。サバは半身ですが、脂ものっていて、結構でかいですね。ただ不漁のせいか、以前よりも値段が高くなったような気がします。

 食後は旅行ブログを更新して株式チェック。しかし日経平均は23000円を目前にして足踏みしている感じです。この数値に近づいてくると売り物が増えて、押し戻されるという印象でしょうか。

 というわけで、今日は動きが取れないなと判断し買い物へ。夕食のおかずはチキンカツにしようと思ったので、近所で一番おいしい鶏肉を販売していると思われるスーパーへ。

 100gが通常のスーパーは130円前後ですが、今日は奮発して180円のブランド鶏の肉を購入。いつも食べている鶏肉とどのくらい味が違うのかということを確認したいと思っています。

 それにしても食材が高いですね。食材をちょっと多めに買うとすぐに目標としている1500円を越してしまいます。天候不順で野菜の値段が高騰とか、海流の影響で魚が不漁と言われ続けた1年でしたが、まだまだその影響は続いているようです。

 そんな中、会計時に「あ〜これは大変な事態だな」と感じたことが一つ。私の前にいた初老の夫婦。商品かごをレジに置くと、中身は数点。

 あっという間に会計が終了し、合計506円。奥さんがそれを聞いておもむろに大きな財布を取り出し、おぼつかない手つきで硬貨を数え始めました。

 「こりゃ会計は長そうだな」と思ってじっくり待つ覚悟を決めたころ、傍らのご主人と思われる方が、「それじゃあだめだ」と言って、1,000円札を1枚と10円玉を1枚出し、会計は無事終了。

 しかし奥さんの方は、その処理の早さについていけないようで、会計がすべて終了したころ、やはりおぼつかない手つきで、いったん出した硬貨を財布の中に仕舞っています。

 どうやら軽い認知症かなと私は思って見ていましたが、夫婦間のコミュニケーションはとれているみたいで、険悪な雰囲気ではなかったので安心しました。

 初老の夫婦がスーパー内で買い物をしている姿を最近よく見かけます。仲がよくて羨ましいなという気持ちも若干あったのですが、もしかすると片方が軽い認知症となり、一人を家に残すわけにもいかず一緒にスーパーに来ている例もあるのかもと思いました。

 しかしこの先10年後、20年後はそういった例がさらに増えることになり、ウイークデーの日中のスーパーは、老人ばかりという状況になるかもしれません。

 そこに、軽い認知症という症状が加わると、会計は大混乱ということになるのかもしれません。そういった日常がすでにもうそこまで来ているということを改めて感じました。

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