頸動脈狭窄手術を経験

2021.6.21

 4月から血圧の乱高下が続き、いくつかの検査を経て、左頸動脈に狭窄が出来ていることが分かりました。この狭窄を解消するためには、薬物では不可。

 手術が必要ということになり、6月に手術。ただ私の手術は通常の手術とは違い、喉の部分を切開し、血管を露出させ、その上でその血管を縦に切り裂き、詰まっているプラークを取り除くというもので、ある意味かなりの荒療治。

 通常は血管に管を入れて拡げるというステント術が行われるのですが、私の血管は曲がりくねっているようで、ステント術は不可能と言われました。

 ちなみに正式病名は「内頚動脈狭窄症」。具体的には左の首の中を直径5mm程度の頸動脈が走っているようなのですが、その一部にコレステロール等の塊が蓄積し、血流レベルが通常の1割程度まで落ちているみたい。

 というわけで6/10に手術。手術は全身麻酔を施され、本人は全く気が付かない状態で4〜5時間の手術だったみたい。ちなみに直径5mmの血管を縦に切り裂き、再度縫合するという手術では、顕微鏡下で行われたみたい。

 ベッド上で意識が戻った時はすでに手術が終了。当初はICU(集中治療室)みたいなところで意識が戻り、そこで2日間過ごし、2日目の昼頃一般病棟へ。

 その後1週間で若干言語障害が残っていますが無事退院となりました。ただ首には今も長さ10cm程度の傷跡が残り、起き上がる時等、首に力を入れると痛みが増します。

 とはいえ、術後のMRI画像を見ると、血流が100%回復していることが良く分かります。てなわけで、19日の土曜日に帰宅。日常活が戻ってきました。

 この間、入院中は個室を選択したので、ポケットwifiを使ってネットに接続。話題はオリンピック開催の是非を問うものが多いのですが、正直腹立たしい。

 菅総理は、「安心、安全なオリンピック」と言うだけで、具体的にどうやれば安心安全になるのかということを一言も語りません。

 個人的には「安心安全教」の教祖になったみたいに感じています。安心安全を実際に行うのは取り巻き?さらに言えば、国民にはワクチンという餌をぶら下げておけばいいんだ、という態度が見え見え。
 
 一方で、オリンピック開会式の入場者は、一般観客とば別枠で関係者1万人にしているみたいで、実に不思議。国民と医療関係者への負担は継続し、オリンピック関係者だけ優遇というのが見え見え。

 もう少しまともな政権かと思っていましたが、私の個人的評価は地に落ちた感じ。恨みは選挙ではらそうと思っています。





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