一億総中流と言われた時代もありました

中流層の二極化(2012.7.29)

 昨日からハワイに来ています。早期退職をした身でハワイなんて、なんて贅沢なと眉をひそめる人や、うらやましいけど、そんな優雅な生活をするために在職中に何か悪いことでもしたのではと思う人がいるかもしれません。

 確かに公務員という恵まれた環境にありましたが、給料以外に投資をして大もうけしたと言うこともありません。むしろ株式投資は失敗の連続で、トータルで100万ぐらいは損切りしていると思います。

 ただその程度ですんでいるということと、そのお金で経済のことをいろいろ知るようになり、自分の将来の事について考えるきっかけにもなったと思います。

 先日書いたように、今の生活費は息子の教育費を含めて月16万ぐらい。年間で保険や税金を含めて支出が230万。これにハワイ旅行を加えると、旅行と言ったプチリッチな生活を送るためには年間で280万くらいの収入または貯蓄があれば良いことになります。

 この支出を早期退職後どのようにまかなうかということが問題ですが、現状は非常勤講師で100万、アドセンスの収入が40万、退職金を元にした自己年金が70万、貯金取り崩しが70万くらいでしょうか。

 しかし後半の二つは名前は違う物の結局は資産の取り崩しに他ならず、年間で140万ずつ資産が減っていることになります。

 こんな生活を早期退職後続けていますから、60歳の定年までの3年間で資産は約500万減ることになります。

 ただ60歳になると、非常勤講師の代わりに年金をもらうことが出来ますので(最後の世代です)、この収支は大きく改善し、予想を赤裸々に書くと共済の年金が140万、アドセンスの収入60万、非常勤講師70万(もう少し続けるつもりです)ということになり、これでハワイに行っても収支はほぼとんとん。

 実際にはこれに自己年金が加わり、場合によっては国民年金の繰り上げ受給を考えているので、そうなると教育費を除くと収支は大幅改善。場合に寄っては自主年金を貯蓄に回せるのではと考えています。

 そういった予想があったので、3年間で500万ぐらい減っても、なんとか家計は持ちこたえるだろうと予想していまいした。

 ちなみに昨日の飛行機は奮発して安い航空会社のビジネスクラスを使いましたが、意外に小さな子供を伴った家族連れが多くて驚きました。

 あの両親の年代でビジネスに乗れると言うことはそれなりの収入が必要ですから、要するに日本の社会は中流層の二極化が始まっているのかなと思えます。


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