子どもにかかる費用を振り替えると

プチリッチでお気楽生活を送るために(2013.1.23)

 どうやら4月以降は自由気ままな、このブログの題名通りのお気楽生活になりそうな気配です。私が来年からはそんな生活になりそうだ、と職場の人に伝えると、「リッチですねえ〜」という声が返ってきます。

 確かに早期退職後はロクに働かず、それでも毎年ハワイ旅行に行って、更に個人的にバンコクにも足を伸ばせるという金銭的余裕があると考えれば、プチリッチな生活を楽しんでいると思います。

 どうしてそんな生活が出来るのか?というような質問を受けることがありますが、すでに何回も書いているように、とてつもなく大きな金額が必要な教育費が一人分で済んだ、というのは大きいかもしれません。

 振り返ってみれば、子どもが生まれたときはそれなりに必要な物があり出費が嵩みましたが、衣料品等は親戚から譲り受けたりしていたので、ベビーカーやチャイルドシートに若干の出費があった以外は、特に大きな負担はありませんでした。

 「あれ、ずいぶんお金がかかるようになったな」、と思ったのは保育園ですね。3年ぐらい通わせたと思います。小学校や中学校は義務教育で給食がありますから、この時期は子どもの病気や交通事故に備えていれば、それほどお金はかかりません。

 ちなみに我が家の息子は私に似ず健康で、特定の持病というものも花粉症以外はなさそうなので助かっています。小学校時代に腕を一度骨折しましたが、月1000円で家族全員の障害をカバーする保険に入っていたおかげで、治療費はゼロでした。

 と言うことは、子どもが小中学校の時期は貯金のチャンスです。私もこの時期は意識して貯金しました。「ありゃりゃ、こりゃ相当な出費だな」と思い始めたのは、中学3年からの塾費用。この辺りから貯金率が少し鈍っています。

 また子どもが中学時代、このブログを書くきっかけにもなった母親の2年間の闘病生活があります。

 この間私は家事と見舞いと私自身の仕事ということで大変な思いをしていましたが、母親の分も医療保険に入っていたため、高額療養費と合わせて、自己負担分はトータルでほぼ0です。もし保険に入っていなければ数百万のお金が出ていったと思います。

 本格的に息子の教育費が必要だなと思ったのは、私立高校の入学からです。最初に制服その他の入学費用で数十万が必要でした。この時私は同時に早期退職をしています。

 授業料は私立ですから月5万程度でした。しかしたまたま民主党の高校授業料無償化政策が始まり、私立高校も月1万円の補助があり、さらに私の収入が非常勤講師だけなので、低所得者への教育費援助として埼玉県から月5千円程度の支援金があり、さらにさらに市から一人親家庭への支援金が1.5万ほどあったため(教育費ではありませんが)、実質の負担が2万円程度となり、これはずいぶん助かったなと感じています。

 というわけで、今回無事息子が大学に合格できれば、その費用は退職金の中から負担するつもりですが、もし子どもが二人いたらお気楽生活は出来ないだろうなとは感じています。

 その時その時でたまたま保険が適用できたり、支援金があったりと、ある意味個人的にはラッキーな人生を送っているなとも思っています。その意味でも何らかの形で社会にお返しが出来ればいいなとも思っています。

 端から見ればラッキーかつお気楽生活ですが、ネットの副収入も含めて、そうなるように少しずつ時間をかけて努力をしてきたからだという自負もあります。

 プチリッチなお気楽生活を送るためには、ラッキーを呼び寄せる普段からの努力が必要だろうなと感じています。 


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