ボーナス支給額アップ、おめでとうございます(2013.12.16)
ボーナス特需でちょっとした高級品が売れているというニュースをテレビでやっていました。実際インタビューされている人はみんなボーナスが上がったと喜んでいるように聞こえました。
従ってこれだけ見ていると、日本中のほとんどの人のボーナスがアップして喜んでいるように聞こえてしまいますが、「All About」の記事で実際の支給額を業種別に見ると「紙・パルプ」や「情報」関係はダウンしています。
まあ当たり前ですが、すべての業種が上向きになっているわけではない、ということです。ただ今日の新聞には、この1年間で経済指標がどのように変化したかという数字が出ていて、それに寄れば10月の現金給与総額は昨年比0.1%増だったそうです。
昨年度は一昨年度比0.8%減だったそうですから、ついに谷間を脱出して上向きになったと解釈は出来そうです。
実際の平均支給額を見ると、1人当たり5〜6万増えているようです。中には10万円以上増えた人もいると思います。
というわけで、先週の日曜日はショッピングモールが大混雑していたわけですが、4月以降消費税が5から8%にアップしますので、駆け込み需要も多いのかなと思っています。
この3%アップというのを年額で考えると、やはり影響は大きいように思えます。年間で300万程度消費支出がある人は、消費税が3%アップすれば、実質の出費額は9万円増える事になります。
従って、夏も冬もボーナスが5〜6万ずつ増えてくれないと、生活レベルは向上しないという計算になります。
ましてや、「久しぶりの増加だ〜!」と喜んでアップ分の5〜6万を散財すれば、4月以降はその反動で、欲しいものが買えない、という状況になる人も出てくるように思います。
ただようやく上がったボーナスですから、たまにはパ〜っと使って買い物をしたいという気持ちが出るのは当たり前のような気もします。
私もボーナスの日は、ささやかながらちょっと良いビールやウイスキーを買ってきたり、忘年会だなんだといって、飲み過ぎてかえって気分が悪くなったり、パチンコをやって痛い目にあったりしました。
そんな中で、今も買って良かったなと思っているのは、趣味の物。私の場合は音楽好きなのでギターやフルート、それに関係する楽譜、また釣り竿やリール、車のための貯金というものです。
さらに住宅ローンの繰上返済用資金。これはひじょうに地味ですが、長い目で見ると効果は大きいです。私が借りていた職場のローンは10万でも20万でも繰上返済を受け付けてくれましたので助かりました。(銀行は100万単位)
今日は先日購入した新しいスーツケースのために、貯め込んだ100円玉貯金をゆうちょ銀行に持っていき、入金しようかと思っています。これが年金暮らしのささやかなボーナスです。