食費は減りますが、同じおかずが・・・

息子の留学中に一人暮らしについて考察(2014.2.23)

 帰国して落ち着いたところで、先日、まだ雪に埋もれている家庭菜園の中から、大根を取ってきました。例年なら気の早い家庭菜園好きの人たちが、ジャガイモを植え付け始める時期ですが、今年は辺り一面真っ白でスキー場にいるみたいでした。

 大根ですが、さすがに地表部分は食べられるものの味が落ちているので、上10cmぐらいを大胆に切り落とし、これはいずれ家庭菜園に還元。

 中程から7cmぐらいの部分をおでんに入れて食べていますが、ご存じの通り今我が家の息子は短期留学中で、私は一人暮らし。

 そう思って少なめに作ったおでんですが、食べても食べても減らない!結局3日間と今日の朝10食の内6食は、メインのおかずがおでんという事になってしまい、今日の朝食でようやく完食。

 「やっと食べ終わったか」という感慨を持ちつつ、「これが一人暮らしの食生活なんだな」という新たな認識に至りました。もちろんこの間おでん以外にもおかずは作っていますが、おでんそのものの大根以外の費用は1000円ぐらい。

 つまり1食あたりおかずの費用は170円ぐらい。他にも朝食用にパンとか、アルコールのつまみように焼き鳥や豆腐等を買っていますから、帰国後数日の食材費用は2000円ぐらいかかっています。

 家に戻ってきたのは19日の昼ですから、今日で4日経ちましたが、4日で食材費が2000円なら1日あたり500円。つまり一ヶ月なら15000円。ちょっと余裕をみて20000円と考えて、これにいつもの一ヶ月のアルコール代5000円をプラスすると25000円。

 さらに一人で三食、常に自炊、というのは疲れますし、時には寂しいと感じ、外食もあると思います。その費用を5000円と考えれば、一人暮らしの一ヶ月の食材費は、これまでの予想通り30000円で何とかなりそうです。

 もっと意識的に切りつめようと思えば、さらに縮小は可能なようにも思えます。

 現在の息子との2人暮らしでの食材費は、アルコール代や外食代を含めて47000円ぐらいですから17000円の減少。これ以外にも息子が独立して私が一人暮らしを始めれば、衣料費や交通費、光熱費等も減りますから、場合によっては今より一ヶ月30000円ぐらい消費額が減るようにも思います。

 ということはこれまでの家計簿を眺めながら計算すると、一ヶ月の一人暮らしの消費支出は10万円弱と言うことになりそうです。

 つまりこれまでの予想通り、年間で120万弱。これに税金や保険料、車の維持費を加えても、年間の支出は160万ぐらい?これなら、現段階で支給予定の年金額に見合います

 従って、65歳で資産ゼロの一人暮らしになったとしても、家計は破綻しないという計算になります。ただし一人暮らしの寂しさや心細さはついて回りそうだなと言う予感があります。

 また万が一の場合の予想できない支出というのもあるかもしれませんので、65歳で貯蓄がゼロであっては、精神的に不安だろうなとも思っています。最低500万円ぐらい余裕資金があると良いなと今は思っています。

 欲を言えば、レジャー費としてさらに500万。全部で1000万ぐらいの余裕があれば、そこそこ満足できる生活がおくれるかなと思っています。


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