円安で今年も物価上昇

今後の生活をじっくり考える年になりそうです(2015.1.1)

 昨晩は強風が吹き荒れる中、年が明けたように記憶しています。私はあまり生活サイクルを崩さない人間なので、昨晩は11時過ぎに寝室へ。

 除夜の鐘が聞こえるかなと思っていたら、いつの間にか寝込んでしまったようです。しかし、ふと気がついたら外でものすごい風の音が聞こえ、雨戸がガタガタとうるさいです。

 「こりゃ大変な年明けだな」と思い、寒い中起き出して家の中や外をチェック。何もないことを確認して再びベッドへ。しばらくしたら静かになりましたので、そのまま寝てしまいましたが、起きたら8時。

 初日の出はまったく拝めず。「まあ、そんなもんだろう」とつぶやきながら、分厚い新聞を読みながら朝食。いつもの生活パターンです。

 新聞の広告を見ると、元旦から営業しているスーパーもあり、これなら慌てふためいて年末までに食材を買い込む必要はないだろうと思えますが、今年は1月2月3月と、様々な食材が連続的に値上げが予定されていますfので、保存の効く食品は早めに買っておいたほうが良いなとも思えます。

 値上げの原因は円安ですね。10月の大規模金融緩和以来、ドルのレートは120円前後となり、一頃の超円高時代の約80円に較べると1.5倍になっています。

 企業は海外との物品のやり取りを、将来のレートを想定して契約していると思いますが、そういった将来の契約期間は数ヶ月ではないかと思っています。

 ということは、今販売されている商品の価格は10月の大規模金融緩和以前の110円弱のレートを基本にして輸入しているはずです。

 しかし3月4月になると、いよいよ120円前後の為替レートで輸入したものが出回ることになるので、商品価格も値上げせざるを得ないということなのだと解釈しています。

 そうなるとほとんどの原料を輸入に頼っている日本の物価は、今年前半は上がり続けると考えても良さそうです。ではそれに対して庶民は何が出来るか?これが今年の我が家の課題になりそうです。

 値上げへの対抗措置は、収入を増やすか支出を減らすしかありません。しかし年金暮らしの場合、私ぐらいの年齢ならもしかするとまだパートの仕事はあるかもしれませんが、65歳を過ぎたら厳しいだろうなと思えます。私自身、すでにフルタイムで仕事をするような体力はないだろうなと思っています。

 後はこれまでに何回も書いているように、年金の繰上げ受給の選択でしょうか。毎年のように年金が減らされるなら、早めにもらっていた方がよいかなと考えるようになりつつあります。

 一方支出の面は、さらなる節約を行い、最も大きな金額の支出である旅行費用を減らすしかないなと思っていますが、旅行に行かず、ただカタツムリのように家の中で生活していることには耐えられそうにありません。

 出来ることは交通費や宿泊費、滞在費用をできるだけ抑えるということでしょうか。しかし抑えすぎると、何のための旅行か分からなくなります。

 限られた生活資金の中で、自分にとってどんな生活が豊かだと思えるのか?じっくり考える年になりそうです。


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