将来計画シミュレーションは若いうちから(2015.1.7)
総資産の把握ですが、口座があちこちに分散していると集計が大変です。そこで、早期退職後、少しずつ使っている金融関連会社を集約するようにしています。
具体的には私名義の銀行としてメインの銀行、ゆうちょ銀行、サブの銀行さらにネット銀行を一つ。証券会社は年金の財形貯蓄を行った証券会社と、現在株式投資を利用している証券会社、これに投資信託の専門会社が一つ。
以前は銀行がさらに一つ。証券会社をもう一つ。他にも投資信託を銀行で買ったりしましたが、すべて解約。
それ以外に、一応息子の口座がゆうちょ銀行や、地元の信用金庫にあります。以前は授業料等の支払いで、他の銀行にも口座がありましたが、卒業と共にすぐに解約し、残金はゆうちょ銀行に移動し整理しました。
こういった金融関係の口座の整理統合は、資産の把握が容易になるだけでなく、実は突然私が乗った飛行機が落っこちるといった不慮の事故があった場合、残された家族が資産を把握しやすいというメリットもあるなと思っています。
さてそうやって、月ごとに自宅にある不動産以外の総予算が把握でき、さらに月々の収支が分かっていれば、将来の収支の予測がひじょうに分かりやすくなります。
つまり例えばあるとき総資産が1000万円あったとして、月々の収入から支出を差し引いた赤字額が5万だったとすると、それが10年間続けば、赤字の総額は5×12×10=600万となり、10年後には総資産が1000万から400万に減っていることになります。
残った400万が多いか少ないかというのは、それぞれの人の考えかただとは思いますが、家計という点で見れば破綻は逃れているということになります。
というようなことを考えて、総資産、今後の年間の収入(年金やパート、ネットの副収入)、今後の支出予定(通常の家計費、教育費、税金保険料・車の維持費、冠婚葬祭、家のリフォーム等)を予測して、年度ごとの収支計画を作成すると、それが将来の家計のシミュレーションになります。
そういった表を早期退職直前から作り始め、退職金、年金、パート収入、ネット収入、車の買い替え、家のリフォーム、息子の大学入学といったイベントが起きるたびに、予想金額を実際の金額に置き換え、シミュレーションの表を作り直しています。
その結果、何回も書いているように65歳ぐらいには収支が好転し、物価の激しい値上げがなければ、まあそこそこの生活が維持できるという感触を得ているわけです。
しかし私はこの年になって改めて感じましたが、こういったシミュレーションは若いうちから作っておいたほうが良いと思います。そうすることによって働く意義も見えてくるし、将来への不安も解消されるような気がします。
その意味では、学校の授業でこういったシミュレーション作りの内容を一つ設けてもいいような気がします。