高齢者が子や孫の家計を援助?

一人暮らしの家計支出が15万では足らない?(2015.2.15)

 「とらぬ狸の皮算用」というのは、まだ捕まえていない狸が売れたときのことを考えて、先走って散財しまうということのようで、先行きがまだ不透明なのに散財することを戒めた諺だと思っています。

 しかし私は来年度も少しだけ収入があるということが分かったので、昨晩ついに半年間購入を躊躇っていたデジカメ購入(約3万円)に踏み切りました。

 前にも書いたように、まだ使えるカメラがあるのに、新しく買うことに大きな抵抗があったのですが、他のブログにも書いたように、3月にハワイに行きホエールウォッチングをして、それを是非撮影したいと思っていたので決心しました。

 背景に、来年度も収入がありそうだ、という諺どうりの見込みがあることは間違いありません。

 これで1万円以上の出費として、今後必要なものとして残っているのは旅行用のミニパソコン。といっても私が希望している10インチ程度の小さなものは、いまやミニパソコンではなく、タブレットとして販売されているものが多いようです。

 持ち運びに際しても強度が心配なのと、キーボードでの入力に慣れているので、外付けのキーボード付きがよいかなと思っています。

 用途はこういったブログ書きやホームページ作成、メール、ネット閲覧程度ですから、大きな容量は必要ないと考えると、これまたデジカメと同じ3〜5万円程度となりそうです。

 フルタイムのサラリーマン時代なら、ボーナスで買っただろうなあと思えますが、今は100円玉貯金と500円玉貯金がボーナス代わりなので、両者の貯金箱がいっぱいになって10万程度。しかし現段階では両者合わせてデジカメ1台分ぐらいしかなさそうです。

 加えて、この春は息子が自動車教習所に通うということで、出世払いの名目で30万近い出費がありました。「厳しいな」と思いますが、いずれ息子が車で私を病院に送迎する可能性もありますので、先行投資ということになりそうです。

 さらにさらに、これまで何回か書いているように、今年も海外旅行には出かけるつもりなので、その費用を見積もると、日常的な支出はできる限り抑えないといけないなという気持ちがこれまで以上に強くなっています。

 
 昨日実は私の母親をいつもの病院に連れて行ったのですが、その際車の中で、一ヶ月の家計はどのくらい必要?という話になって、母親の知り合いの同年代の一人暮らしの女性が、一ヶ月15万で苦しい思いをしていると聞きました。

 それを聞いてびっくり。我が家は息子と二人で11万の支出です。何が違うのか?聞いてみると別に旅行に行っているわけでもなく、外食や衣料品、子供や孫への援助だそうで、後半の子供や孫への援助というのが、意外に盲点になりそうだとちょっと感じました。

 70才を越えて、年金の収入しかないのに、子供や孫の援助をしなくてはいけないとなると、これはさすがに厳しい。我が家の息子も、出世払いといいつつ、実際に就職できなかったらどうなるか?

 父親の私のお気楽生活を見ている息子が、お気楽就職を目指したら、こりゃ大変なことになるかもと、ちょっとだけ不安になりました。


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