昼食代金はいくら?

昼食でサラリーマンの階層が決まる?(2015.5.15)

 今日は午前中が非常勤講師の仕事。帰りがけにちょっと贅沢に外食。といっても関東近県の皆さんはご存知の「山田うどん」。私が学生時代だった頃から存在している、老舗格安ファーストフード系外食チェーン店です。

 今改めてネットで調べてみたら創業はなんと昭和10年。その後昭和28年(私が生まれた年)に会社組織に変更。現在の資本金は1億円で従業員さんは2500名だそうです。

 お店の存在地を見たら、関東一円に展開しているようですが、それ以外はなさそう。ちなみに本社は所沢にあるみたいで、我が家からは1時間弱で行けそう。

 お金が無い、今から40年以上前の学生時代に利用していた記憶がありますが、当時は格安のうどんとそばの専門店というイメージで、要するに駅構内の立ち食いそばと較べると、座って食べることができるといった程度のお店だったと記憶しています。

 それが・・・・と話は進むわけですが、基本的におそば等の味ははそれほど変わっていないような気もします。

 しかし今回利用したお店は、国道沿いの店で、大型トラックが10台以上余裕を持って停車できます。車の場合は50台ぐらいのスペース。以前の駐車場も無いような店とは比べ物になりませんが、たまたまこの店が広いだけかもしれません。

 店内はカウンター席とテーブル席で、最大収容人数は50人以上?私は12時頃に行きましたが、店内は半分以上埋まっていました。

 カウンター席に座ってメニューを眺めていると、すぐにどう見てもパートと思われるおばちゃんがすばやく水を持ってきてくれ、今日の私は奮発?して日替わり定食を注文。

 ナスの味噌炒めにご飯、さらにおそば付き
というボリュームたっぷりのメニューで、なんと750円もします。以前はそばとうどん、カレーぐらいしかなく、料金も300円ぐらいだったと思いますが、今はラーメンやチャーハン、さらに定食類や、個別のメニューを組み合わせてみたりと、すごいなと思いました。

 お客さんは白いパリッとしたYシャツを着たおじさんから、いかにも現場で働いている途中ですという服装の方まで様々。中には長距離トラックの運転手さんもいて、常連さらしかったのですが、ビールを頼んでおばちゃんに「ダメよ」とあっさり断られていたりして、ある意味家族的。

 5分ほどで出来上がったものが運ばれてきたのも凄いなと思いますが、味は濃い目立ったものの、以前の「山田うどん」の味のイメージは払拭されました。

 その陰には大変な企業努力があるんだろうなと思いますが、一方でそういうお店を利用している人が多数いて、多くの人が頼んでいるメニューが500〜600円という実態があることもよく分かりました。

 同じ時間、国道沿いのパスタやさんには中年のおばさんが1500円ぐらいする定食を食べながらおしゃべりに興じている実態もあるわけで(以前息子と一緒に利用して、階層が違うなと感じましたが)、格差は限りなく広がっているんだなと感じます。

 いろいろな退職関連のニュースを見ていたら、ソニーの早期退職に関するニュースを見つけました。それを読んでいたら、関係ないかもしれませんが、昼間の「山田うどん」のことを思い出したので記事にしてみました。


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