老後は資産の減少を覚悟
充実した老後の生活には、それなりのお金が必要かも(2015.11.14)
今日は午前中がフルート教室の日でした。以前、私のブログやホームページを見てメールくをくれた方がいて、その方の趣味がカラオケでした。
メールをやり取りするうちに、やはり音楽は良いなあとフルタイム時代の頃を思い出し、ここ20年ほど、ほとんど吹いていなかったフルートを今年の始めぐらいから吹き始めました。
以前はフルタイム勤務でしたから練習時間は限られていて、なかなか上達しませんでした。その後さらに仕事の方が忙しくなり遠ざかっていたのですが、上記の理由により練習を再開。
再開当初はひどい音でしたが、昔吹いていた楽譜を持ち出して吹いてみると、意外に吹けるじゃないかという感触がよみがえり、夏ぐらいまでは元気に練習。
しかし単純に一人で吹いて自己満足に浸る演奏ではやはり練習意欲が続きません。というわけで一念発起して自宅近くのフルート教室をネットで探し、週1回程度のペースで通っています。
60歳代で再開したフルートですから、あちこちアラばかり目立つ演奏ですが、レッスンの先生が明るい方で、良いところを伸ばそうと努力してくれているみたいでやる気が出ています。
というわけで毎日1.5〜2時間、4時か4時半ぐらいから夕食の準備を始める頃まで練習です。そこまでは良いのですが、問題はレッスン費用です。
大手の楽器さんに付属しているようなフルート教室では、1回30分のレッスンを月4回で1万数千円という感じですが、今の先生はレッスン回数で受講料が決まり、だいたい6000〜8000円で収まっています。しかもレッスン時間は30分と言いながらも毎回45分ぐらいやってもらっています。
とは言うものの、月々の収入が10数万円の年金生活だとしたら月1万近い出費はやはり大きな金額です。そう考えると、私が以前ここに書いたように、老後に一人暮らしをすれば生活費は年間100万ぐらいで、それに税金保険料を足して130万ぐらいという最低ラインから、実際に必要な費用はどんどん増えていきます。
これはアクティブに活動しようと思うシニアが抱える共通の悩みになるような気がします。私のように多趣味の場合は特にその金額が増えるはずです。
思いつくままに様々な方の趣味の費用を考えてみると、海外旅行に行って年間100万。音楽教室に通って年間15万。旅行を兼ねた登山、ハイキング等に月1回行って年間50万。毎月最寄りの漁港から有料船で船釣りを楽しんで年間20万。好きな本を毎月数冊買って年間5万。
将棋道場や碁会所に通って年間10万。大学の聴講生になって年間20万。書道や油絵等様々な教室に通って年間15万。ゴルフに行って年間20万。その他に、自分が好むものであれを買いたいこれを買いたいというものがあれば年間20万。
こうやって考えていくと、年金生活もなかなか大変です。何もしないで生きて行くだけで130万。それに様々なことをプラスアルファしないと、自分が理想とするような晴耕雨読の充実した生活は望めません。
というわけで、そういった資金をどうやって工面するか?という問題があります。年金だけでは当面の生活費の充当で精一杯となる状況が見えているなら、退職前にそういった状況への対策を考える必要があるかもしれません。
それは副収入や資産形成のノウハウかもしれませんし、ひたすら働くという選択肢かもしれません。また退職までにそういった余裕資金を準備するという心構えになるのかもしれません。
私の場合は少しだけ働きながら、資産の減少を覚悟して、適度に遊び、ちょっと大胆に海外旅行を楽しむという姿勢に徹しています。
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