何がきっかけになるか分からない

火山活動活発化をきっかけに日本経済が破綻?(2014.10.25)

 鹿児島県の霧島山に噴火警報が出され火口周辺への立ち入りが制限されました。御嶽山噴火の印象が強かっただけに、こういった警報が出されれば、注意する人は増え、本当に噴火した場合は被害の減少に繋がると思います。

 それにしても御嶽山の突然の噴火には驚かされました。あれ以降、様々な場面で火山活動が活発化しているという報道が増えたように思います。

 私はハワイが好きなので、毎年夏に2週間ほどの旅行を楽しんでいますが、今年はキラウエア火山のあるハワイ島まで行くことが出来ました。

 キラウェア火山の真ん中にハレマウマウ火口という、きれいな円形をした火口があり、以前はこの火口もすぐそばまで歩いて行くことが出来、火口の中を覗くことも出来たのですが、今年行った時は、火口周辺の見学道路が閉鎖され、遠くから見るだけになっていました。

 理由は明らかで、火山活動が活発になっているというものです。実際見学できる一番近い場所まで行きましたが、10年ぐらい前に行ったときの噴煙の量よりも明らかに激しく噴煙が立ち上っていました。

 幸いにも私が行った頃は噴火活動がちょっと小康状態になっていたようですが、帰国後この火口の端っこで新たな噴火が起き、そこから流れ出た溶岩が近隣の町に迫り、今現在かなり緊迫した状態になっています。(日本の火山と違って溶岩がダラダラと流れるような感じで、じわじわとその先端が街のほうに向かっているということです)

 というわけで、ハワイでも火山活動が活発になっているなと感じていました。そう思って改めてヤフーの天気情報から火山活動の様子を見てみたら、あちこちの山に警報マークがついていてびっくり。

 目立つのが御嶽山や草津、三宅島、そして九州。さらに世界に視野をひろげると太平洋を取り巻く火山の活動が活発になっているという記事もあり、ますます不安に。

 埼玉県の片田舎で生活していれば、富士山の噴火が起きない限り、直接的な影響は少ないと思っていますが、その富士山も怪しいなんていう記事も出ています。

 そしてさらに怖いのは、東日本大震災のときにも感じましたが、こういった大きな災害がおきてしまうと、日本の経済が根幹から揺さぶられるということです。

 ただでも借金漬けの国として世界に認められている日本で、何か大きな災害が起きれば、それをきっかけに一気に円安突入、株価暴落、ハイパーインフレ、銀行閉鎖なんて起こりそうもないことが起きる可能性もあります。

 そうなってしまったら、年金も多少は増えるのかもしれませんが、お金の価値は下がるので、生活費の補填として溜め込んでいた貯金の価値もどんどん目減りし、生活は間違いなく困窮します。

 政府側というか国の財政としては、それで借金は帳消しになりますが、そのために被害を蒙る庶民は悲惨です。しかもこういった災害が起きなくても、すでに日本はそういったことがいつ起きてもおかしくないと主張している方も多数います。

 私自身、少子高齢化、地方の過疎化、年金減額、災害増加という現状を見ていると、どうもこういった流れは避けられないのではと思うことも多いです。しかし、ではどうしたら良いか?となると、そこで思考がストップします。

 ただ真剣に考えなくてはいけない時期に来ているなとは思っています。
  
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