経済面と健康面をはかりにかけて
今後の仕事を考えています

正規定年後の仕事(2012.12.4)

 来年度の仕事はどうしますか?非常勤講師を続ける場合は、この書類が必要です、と来年度人事に関係する書類を昨日手渡されました。

 さてどうするか?実はず〜っと悩んでいました。仕事を継続するかどうかの判断基準は3点あると思っています。

 1点はもちろん経済面。非常勤講師の給料ですから総額はタカが知れていますが、それを来年からもらえる共済年金にプラスすれば、体力はきついけど生活は楽になります。

 ただしこれまでの度重なる生活経済シミュレーションにより、来年からわずかばかりもらえる共済年金と、老齢年金の繰り上げ授給をすれば、これに現在行っているアフィリエイトの副収入と自主年金を加えると、生活費は少し足りる計算になり、現状から教育費以外の資産はそれほど目減りはしないという目処はついてます。

 問題なのは唯一教育費ですね。息子の受験状況によっては浪人するかもしれませんし、無事合格となった大学の学費も、現在は想像するだけで実際の金額は不明です。

 (大学の教育費だけはなんとか退職金の中から確保しています)また大学によっては自宅ではなく一人暮らしになる可能性もあります。

 一人暮らしになれば、仕送りも考えねばならず、そうなると現状のシミュレーションでは間違いなく家計は赤字に転落します。

 そういったリスクを考えると、やはり少しでも稼げる内に稼いで、家計に余力を残しておくべきではないだろうか、という観点が一つ。

 もう1点は、来年の時点で仕事をやめてしまうと、自宅で毎日が休みという悠々自適の暮らしが実現するわけですが、「それで良いのか」という不安があります。

 個人的に考えていることは、その毎日が休みという環境を利用してあちこち旅行をしたいと思っていますが、旅行をすれば当然旅費が必要になるわけです。

 上に書いたように家計費としては足りていますが、旅行等にいそしめば当然出費は嵩み、それこそ仕送りするのと同様な状態になるかもしれません。

 また自宅に常時いるという環境は、運動不足やコミュニケーション不足になりそうだなという気もします。特に連れが生きていれば一緒にどこかへということもできますが、一人でぐずぐずと家の中にいる状態は精神衛生上よくないなとも思えます。

 以上2点からの結論は当たり前ですが、働ける内は働いた方がよい、と言うことなのですが、一方で健康不安も感じます。

 年齢と共に運動能力は低下(だから仕事をした方がよいという考えもありますが)、記憶力(最近漢字のど忘れ症状ありです)や思考力(計算力がめっきり衰えました)も低下していることを感じ、これで理科という専門教科を教えることが出来るのかと言う不安も感じます。

 また1時間という授業で立ち続け、大声を出し、生徒の動向に注意しながら、興味関心を引き出すような授業を展開するという行為は、一般の方が想像する以上に神経と体力を消耗します。(私は、教員というのは知能労働者と言うより体力労働者の割合が高いのではないかと思っています)

 まあそんなわけで悩んでいるのですが、今朝テレビを見ていたら70歳の高齢者が頑張っている会社、なんて言うのが紹介されていて、「うわあ、みんな頑張っているんだな」と感じ、単純ですが今は「もう少しやってみるか」という気持ちに変わりつつあります。(ただし希望しても、本当に講師の職があるかどうかは来年3月までは分かりません)


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