アンケートはプライバシーの切り売り

各種アンケート調査で副収入を得る?(2013.8.10)

 ネットで副収入を実際に得ています。今はブログやホームページを利用して、そこに広告を貼るという、いわゆるアフィリエイトが主になっていますが、コンピューターを使って副収入を得る方法は、金額は少ないもののそれ以外にもいくつかあります。

 こういったことは早期退職を意識する前から、ちょっとお小遣いをという気軽な気持ちでやっていましたが、その経験もアフィリエイト活用に至る寄り道の一つだと思っています。

 先ず簡単なのがアンケート。今でもそう言ったサイトがいくつもあると思います。アンケートサイトに登録し、送られてくるアンケートに答えていくだけで、ポイントやわずかな金券、現金が得られるというものです。

 アンケートサイトもいろいろあって、効率的なものは月に何回かのアンケートに答えているだけで、年間で数千円たまり、これを図書カードの形でもらっていました。合計で1万円ぐらいの収入があったと思います。

   一番効率がよかったのは某新聞が行っていたアンケートモニターで、これは新聞広告のアンケートに答えると謝礼として1回何百円かの商品券がもらえるもの。これは合計で3万円ぐらいの収入になりました。しかし最近この有利な制度はなくなってしまい、謝礼額が減りました。

   今でもアンケート登録サイトから時々依頼が来ます。しかし今はほとんど応えていません。理由は回答に必要な時間と謝礼の額が折り合わないこと。もう一つがプライバシーの問題。結局アンケートはプライバシーの切り売りだなと感じています。

 アンケートサイトのセキュリティによっては、個人情報が簡単に流出してしまう時代です。流出後の措置も、今の所流出側は「すいませんでした」の一言で、慰謝料等が払われるわけではありません。そう考えると、なんだか危険なことをやっているなと思えてきました。

  それでも数をこなせばそれなりの額になるとは思います。副業とまではいきませんが、ちょっとしたこずかい稼ぎにはよいと思います。ただし自分のプライバシーを切り売りして、それが謝礼になっているという意識を持っていないといけないと思います。

 アンケート以外にも、商品のモニター調査みたいなものがあります。これも特定のサイトに登録し、自分が興味を持った商品のサンプルを実際に使ってみて、感想等を書くというものですが、人気のある商品は争奪戦が激しいのと、場合によっては自分で自腹を切って購入しなくてはいけない、ということが分かってきて、これは要するに広告代行業だなと判断。

 女性の化粧品や美容関係、健康食品の類が多かったと思いますが、世の中にはそういったことで宣伝をする方法があるんだ、ということを知りました。

 無料でもらえると言うことで、大量の商品をもらって喜んでいるモニターの方が一時期テレビでも紹介されていましが、無料でもらったと言うことが大事なのであって、その商品を活用しようという姿勢ではないように感じられました。

 何でも良いからいっぱいもらえれば嬉しい(スーパーのビニール袋袋詰めサービスと似ているなと思いますが)人はそれでよいと思いますが、私にはスーパーの袋詰めもそうですが、物の価値を下げる行為にしか見えません。スーパーの場合は生産者の悲しみが伝わってくるように思います。

 というわけで商品のモニターにも一時期登録はしましたが、結局一つも商品はもらわず、なんの答えもしない内に、上記のような感想を持ったので、登録抹消。ただこういった過程を経ることによって、ネットでの副収入の可能性に近づいていったように思います。


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