私はのんびりするつもりですが

定年・早期退職した人のその後の動向(2016.1.21) 

 マイナビニュースの記事を見ています。題名は「定年・早期退職した人の4割「何らかの形で働いている」・・・月10万円未満は24.4%」という記事です。

 対象になったのは50代以上の方だそうで、定年・早期退職後の会社勤めは24.9%、起業が8.0%、NPOやボランティアが7.4%だったそうです。

 私の感じでは会社勤めが思ったより少ないなという印象です。健康を害して早期退職した場合は、再就職はなかなか厳しそうですし、本人もやりたくないかもしれませんが、それ以外の人は就職希望があると思っていました。

 ただ人手不足とは言われていますが、50歳を越してしまうと再就職は難しいという現実もありそうな気がします。どうせ調べるなら、そういった人たちが早期退職や定年後の形を最初にどうしたいと思っていたかということも知りたかったです。

 また起業が8.0%だということですが、そのうち何%ぐらいが5年後も続いているかというのが気になります。私も早期退職を直前まで、個人塾とか介護タクシーといった仕事を考えていました。

 一方、上記に当てはまらない60%前後の人は何をしているのか?悠々自適なら良いのですが、ぎりぎりの耐乏生活を強いられている方もいるような気がします。

 そして気になるのが、こういった人たちの一か月の収入。10万円未満が24.4%だそうで、4分の1の人は、就職したと言ってもかなり厳しい生活を強いられているようです。

 多少息がつけると思われる10〜20万円が47.4%。この収入で何とか年金をもらえる年齢まで勤められればと考えている人が多いような気もします。私の収入もこんな感じでした。

 20〜30万円は16.7%。もともとある程度の力や能力、資格を持っていれば、この領域に達するのかもしれません。30万以上は10数%いるようでが、転職や再就職成功組と言えるような気もします。

 しかしこの数値を見る限り、安倍総理が言う「1億総活躍社会」の実現は、かなり難しいような気もします。退職後も必死に頑張って10数万の収入では、交通費や交際費等を考えると、コストパフォーマンスが悪すぎると考える人が多いと思います。

 それだったら家でお金を使わず、のんびりしたほうが気が楽だと考える人もいそうです。

 私はどちらかと言えば後者の考えに近いですが、このところの株安で年金原資が目減りし、それがもとで年金減額という事態にならなければいいのだがとかなり心配しています。


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