新口座開設は本人のみ

本人が行けない場合はどうする?(2014.4.21)

 昨日は、ブログを書いた後、車で5分ぐらいの所にある実家に行き、細かいことを聞いてきました。

 預けていたのは都市銀行で、10年ほど預けっぱなしになっていて、一度も引き出すようなこともなく無事満期に到着。その後自動で再び定期になるのかなと母親は思っていたようですが、銀行から直接電話がかかってきて、今後の意向を聞きたいということだったようです。

 銀行としては、再度定期に入れてもらうか、場合によっては昨日書いたように投資信託の購入等をしてもらいたいと思っているようですが、たまたま母親も私と同じ考えで、利便性を求めて(定期にしても利息はわずかですから)普通預金にしたいということでした。

 ところが良く聞いてみると、普通預金の口座は作っていないといいます。ただ単に銀行に行って定期預金だけをしてきたようです。

 というわけで、普通預金に移すためには新たな口座開設が必要になり、そうなると本人が来ないとどうにもならない、というようなことを、あらかじめ電話をして確かめたそうです。

 確かに分かるような気もしますが、すでに定期の口座を開いている状態で、新たに同じ名義で普通預金の口座を開こうとするときでも本人確認が必要だということで、なんとも面倒かつ不愉快だなと感じました。

 しかし今はまだ母親もしっかりしていますし、多少なら歩けますので、私が送迎をして銀行内まで付き添えば手続きは可能ですが、足腰が立たなくなったような状態になったらどうすればいいのでしょうか?

 本人が行かないと、口座は開けません、引き出しも出来ません、振り込みも出来ません、と言われてしまうと、後は遺産相続の機会まで、そのお金は一切手をつけられなくなります。

 たとえば急に本人が体調を悪くして入院したときなど、入院費を本人口座のお金で払おうと思っても、本人がいないので引き出せない、なんていう可能性もあります。

 セキュリティ上やむをえない処置だと思う半面、都市銀行の利便性はどんどん低下しているなと感じましました。

 そんなわけで、急遽母親を車に乗せて一緒に銀行まで行きました。ところが昨日は21日。公務員の給料振込み日で銀行は大混雑。駐車場に入れる状態でもなく、結局駐車場前からそのままユーターン。

 電話をしたとき、年寄りが相手で、来てもらわなければ困ると言った以上、「手続きをするならこの日が空いていますよ」、ぐらいのアドバイスがあってもよかったのでは思います。

 効率を重視し、相手への配慮が足りないと感じました。いずれもう一度一緒に出かけるつもりですが、高齢者の場合は迂闊に定期預金をしないほうがいいなとも感じました。


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