外貨所持でリスク軽減

急激な円安に対して資産を守るには(2014.9.20)

 スコットランドの独立問題は、反対多数で決着。国の中を二分する論争になりましたから、人々の間に気分的な溝が生まれなければいいなと願っています。

 日本でも、沖縄の独立なんてことを考えている人もいるようですが、今日の新聞では、日本には独立に関する憲法の規定がないと書かれていました。

 ある意味一つの国としてまとまっている中で、独立という規定がないのは当たり前のような気もしますが、だからといって規定がないから独立は難しいという論理も余り説得力がないような気もします。

 さて円安の勢いが止まらないので困っています。こういった為替は、ある日突然動き出し、動き出したかと思うとあれよあれよという間に数円の違いが出てしまいますので、海外旅行大好き人間としては悩ましいです。

 今回夏のハワイ旅行で、息子と二人で消費したドルは、たぶん3500ドルぐらい。飛行機はJALだったので円で支払いましたが、それ以外の宿泊費やレンタカー代、食費、お土産代はドルです。

 夏場は1ドルが103円前後でしたから、実際の換算レートは105円ぐらい。つまり3500ドルで367500円。これが今日は109円になっていますから換算レートを111円とすると388500円となり、およそ2万円の負担増になります。

 もっと簡単に言えば、1円円安になれば、だいたい1%負担が増えるということです。

 ということは、別に海外旅行に限らず、外貨で決済するもののすべてが、ここ一ヶ月ぐらいで6%ぐらい価格が上がっているということになります。

 今現在はまだ103円ぐらいのレートで取引が行われていると思いますが、年末あたりからは今の為替レートの影響がじわじわと現れ、物価はさらに上昇ということになりそうです。
 
 一方、私は家庭菜園をやっているので良く分かるのですが、今年の秋は猛暑から一転してすぐに涼しくなり、しかも秋晴れという素晴らしい天気に恵まれる日も少ないため、せっかく芽を出した青物の育ちが悪いです。

 これは私以外の、私よりもはるかにベテランと思われる人たちの作物を見ても、生育がいまいちだなと感じられるので、10月11月は野菜の値段もさらに上昇しそうです。

 さてどうするか?今後も円安傾向が続くなら、やはり何らかの形で外貨を持っていたほうが、リスクが軽減されるのではと真面目に考えるようになってきました。

 つまり円安で物価が上がる分、外貨を持つことによってその値上げ分を相殺出来ないかということです。

 というわけで一番簡単な方法は、銀行での外貨両替。その次が外貨預金。そしてFX。手数料や為替レートの交換率を考えると、一番不利なのが直接的な外貨両替で次が外貨預金。

 FXは交換レートはひじょうに良いのですが、手続きや実際の売買方法の習得が難しいように感じられます。ただ金融関係に詳しい人は、こういった方法で家計の目減りを防ぎ、資産の減少を食い止めているんだろうなということは想像できます。


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