現状の相場は不安

相場を予測するのは簡単ですが、滅多に当たりません(2015.3.30)

 昨日は大量の花粉が飛散しているのを感じたものの、家庭菜園の準備を急ぎました。午後から雨が降るという天気予報を聞いていたからですが、実際にはほとんど降らず、畑の土は乾いたままです。

 まあこれは気象庁に文句を言ってもしょうがない。自然の動きは、ある程度分かっても完璧には予想できません。

 同様に資産を増やそうとして、今後の経済界の動きを予測して、株式投資や投資信託、FX等の投資活動を行っている人も多いと思います。また4月から新たに始めるぞと意気込んでいる人もいるかもしれません。

 その中で、特に投資信託あたりは、「プロが運用しているから安心だ」というの一般的な解釈ですが、例えばここのところ続いていた原油安は誰も予想できなかった、なんていう報道もありますから、要するにプロでも相場はそう簡単に予測できない証拠だなと解釈しています。

 それでもあえていえば、一般投資家よりも経済界に関する知識が豊富で、世界中からの様々な情報を得やすい立場にいて、さらにそれらを分析する能力にも優れ、広い視野で投資活動を行うことが出来るのかなとは思っています。

 しかしだからと言ってそれが結果に結びつくかというと、新聞に掲載されているオープン投信の基準価額を見れば一目瞭然。ここのところ日経平均が2万円に迫る上昇を見せているのですから、ほとんどの投資信託の価額も、出発点の1万円を上回っていそうに思えますが、実際には圧倒的に1万円割れの価額が多いです。

 まあそれだけ低調な時代が長く続いたためかという気もしますが、それにしても情けない投資信託が多すぎます。こういった見方を持ってしまうと、投資信託というのは結局手数料稼ぎなんだなと思えてしまいます。

 とはいうものの、中には順調に価額を切り上げているものもあり、それらを購入してきた投資家は、ここのところ気持ちが明るくなっているのではと思われます。私も一応わずかばかりの金額をセゾン投信で運用していますので、その値動きは気になるところです。

 一方、ここのところ日の出が早くなって、起床時間も6時から6時半ぐらいになっています。この時間に起きたときは、テレビ東京の「モーニングサテライト」を見ることが多いです。

 世界各国の動きが簡潔にまとめられていて、今の経済はこんな流れになっているのかということが少しだけ把握できるように思います。

 しかし面白いなと思うのは、今日の株価の予測コーナー。いわゆる運用のプロと思われる人たちが、その日の予想をしているわけです。

 今日は野村證券の方が予想をしています。この方は今日は上がると予想したようですが、今のところ示された予想レンジには入っているものの、予想通りだというところまでいっていないような気がします。

 というわけで結論は簡単。相場の予想をすることは可能だし面白いと思いますが、それが当たるかどうかは、プロでも難しいということです。

 4月から退職となり、新たに投資を行うぞと意気込んでいる方もいるかもしれません。現状の相場は私には不安です。理由は昨日書いたように、実態の消費が回復していないという点につきます。


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