僅かな金利差が大きな差を生みます

楽天銀行の口座開設手続きを終了(2015.11.2) 

 今日は先日楽天銀行から送られてきた口座開設書類をじっくり読んで手続きを完了しました。そもそもこの書類をもらうためにも、宅配便の配達が必要で、その際本人確認が必要と言うことでした。

 スマホだとそのあたりの手順が少し省略できたようですが、私は持っていないので書類の送付を依頼。宅急便の配達の方が、私が用意した確認書類を見て、生年月日等を通信で連絡。その後ようやく書類を受け取るという手順です。

 書類を受けと取ったのが夜で、その後はネットで設定が必要なのですが、その時には少しアルコールが入っていたので、間違いが起きないように、今日の昼間ゆっくり時間を取って手続きをおこないました。

 しかしパスワードや合言葉の設定。さらにはワンタイムパスワードのためのメールアドレス設定と、ネットに慣れていないと、実際の運用までの手続きが大変だなと感じました。

 ただこうでもしないと、現状のネットバンキングの危険性に対応できないんだろうなとも感じました。

 それはそれとして、今後はこの口座にも少し資金を移動しようと思っていますが、その単位はもちろん数十万単位で、大きくても総額は数百万かなと思っています。

 しかし既存の大手都市銀行の普通預金の金利は0.02%ぐらいで、これがネット銀行になるとキャンペーンで0.2%ぐらいになるときがありますから、その差は10倍と考えると違いは歴然です。

 今仮に1000万と言う大きな余裕資金があって、これを10年間貯金しておくといくらぐらいの利息がつくのかを調べてみると・・・こういった計算はネットで簡単に出来ます。今はソニー銀行のシミュレーションページを見ています。

 ここに金額を1000万として、期間を10年、金利を0.02%として計算してみると、10年間かけて利息は2万円ぐらい。しかもそこから20%ちょっと税金を引かれるので、実際に増える金額は1.6万弱という悲しい結果です。

 次に0.2%で計算すると利息は20.2万弱。税引き後の利息は約16万。利率が10倍ですから利息も10倍近くになるという当たり前の結果ですが、年金暮らしの一か月分ぐらいの生活費に相当すると考えれば、この差は大きいです。  

 実際にはネット銀行の場合、このほかに様々なキャンペーンがあったり、楽天銀行の場合はポイントがたまると言うメリットもあるみたいなので、実際にショッピングをして貯めたぶんのポイントとあわせて、ネットショッピングで安く買うことが出来たりしますので、長い目で見ると、都市銀行とはさらに差が拡がるような気がします。

 現代の金融や投資と言うのは、私も分からないことだらけですが、よりたくさんの情報を得て、それをきちんと理解して自分のために利用できる方が儲かるという構造になっているような気もします。

 その意味では情報格差が資産形成の格差にもつながるといえそうです。


表紙に戻る 投資一般(2015) 投資情報分析力