普通預金から投資信託へ

ネット銀行に預けながら、投資信託を少しずつ購入(2015.12.5) 

 仮に年金と生活費の収支がほぼ一致していて、ごく普通に質素な生活をしていれば、資産は目減りしないとします。

 ただ年金生活になって10年後ぐらいに、例えば車の買い替えや家のリフォーム、お墓の建立、そしてさらには自分自身の予期しない健康問題で、数百万から1000万ぐらいの費用が必要になるかもしれないという状況を考えます。

 一方年金生活が始まった時点で、上記のように生活費の収支はうまく保たれていて、そのうえで預貯金が1000万あったとします。

 さてその場合、この1000万の運用をどのように行うのか、というビジョンが必要だなと思うようになってきました。仮にこの1000万をタンス預金していれば、10年後もその額はやはり1000万です。

 では全額どこかの銀行の普通預金に入れておいたらどうか?現在の普通預金の金利は0.02%ぐらいです。この金利で10年間預金をしておくと、10年後の金額は税引き後10015951円という結果になります。
 
 つまり現状の金利では約1.6万しか増えないということです。これはソニー銀行のシミュレーションぺージを利用させてもらいました。では金利がネット銀行等の0.1%ぐらいだったらどうか。結果は10080044円です。

 では通常の現在の銀行ではありえない金利として1%を設定したらどうか?結果は10833681円でした。その昔私が就職したころは、数%の金利が当たり前でしたから、当時1000万持っていた人は、10年後には1100万を軽く超えていたと思われます。

 それはそれとして、仮に1%の金利で83万程度の利息を確保できたら、これは今の我が家の8か月分の生活費になりますから、万が一?寿命が予定より8か月伸びても、その間利息だけで食っていけ、資産は減らないという計算になります。

 そう考えると、何としても資産を少しでも増やして、年金減額や、自分自身の万が一の長寿に備えるとか、息子への遺産を残しておきたいなと思えます。

 というわけで冒頭の話に戻るわけですが、今私はそういった普通預金に預けたあるお金がありますので、それを少しずつ投資信託の購入費用に回そうかなと思っています。

 もちろん一度にドカンと買う方法もあるわけですが、それだとリスクの時間分散ができませんので、要するにネット銀行あたりで通常より少し高い金利の状態で普通預金を行い、それと同時にそこから少しずつ投資信託を購入して積み立てていくのが良いのではないかということです。


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