DeNAがまとめサイトを閉鎖

まとめサイトは今後の運営が難しくなりそう(2016.12.7) 

 毎日自分のことで夢中なここ数か月ですが、巷では当然ながら毎日のように様々な事件が起きています。私が関心を持つのは、例えば高齢者ドライバーが逆走をしたり、アクセルとブレーキを踏み間違えてどこどこに突っ込んだ、というような記事です。

 一方東京オリンピックの会場問題とか、政府が建設を画策している公営カジノ、トランプさんの挙動、韓国の朴大統領の進退等については、野次馬的興味を覚えるものの、どうも実感が伴いません。

 特に韓国の問題は、連日のように特定のテレビ局が取り上げているようですが、その取り上げ方は要するに週刊誌の見出しを飾るような内容ばかりだなと思えます。

 取材されている方は大変な苦労をされているのだと思いますが、それがテレビの電波に乗って、なんだか事情通といった顔をした人たちが訳知り顔で解説している映像を見ていると、確かに事情には詳しいんだろうけど、それであなたはどうしたいのと茶々を入れたくなります。

 隣の国の出来事ですから、国際的な問題にならない限り割りと言いたい放題だなという印象を受けます。しかし言っている内容を少し客観的に眺めると、結局何も分かっていない、薄っぺらな内容の報道だなと感じます。

 それはそれとして、今日はいわゆるまとめサイトを運営していたDeNAが謝罪会見を行っていましたが、これにはちょっとブログを書いている人間の一人として興味をひかれました。

 どうやらウェルクというサイトが、情報の正確性を全く吟味しないまま様々な情報を無暗に公開していたようです。確かに全く根拠のない情報を思い付きのようにまとめたものを、そのまま公開していたようですから問題はありそうです。

 そもそも自分が書いたものには責任が伴い、内容は正しいものであるというのが情報を公開するうえで最低限のルールだと私は思っていました。

 しかし公開することによってアクセスが集まり、そのアクセスで金銭を稼ぐというシステムが先走ると、金銭を稼ぐために情報らしきものを創造してしまうという部分に問題があるようです。

 また真面目に書かれた文章であっても、それをコピーして、ちょこっと変更して自分の文章として発表するという事もあったようです。

 というわけでDeNAはこういったまとめサイトから撤退するようなことを言っているようですが、影響は大きいだろうなと思います。

 ブロガーの間でも「まとめサイト」という語句は一般的にしれわたり、それによって日銭を稼いでいる人もいると聞いています。今後はそういった人たちへの締め付けも厳しくなるのかなと思えます。

 まあ正直にコツコツと自分の言いたいことだけを、こうやって書いていれば良いということになりそうですが、これを副業と考えると話はややこしくなりそうです。


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