分配型投資信託は儲かるのか?

2017.10.25 

 最近時々アマゾンのサイトで中古本を見て、先日はZAIという初心者向け?経済雑誌を購入。この手の雑誌は旬な情報が生命線なので、数か月もすると古本が1円で販売されています。

 実際にはこれに送料257円が加わるので総額は258円になります。これが高いのか安いのかは、買う側の価値観にもよりますが私は特集記事が面白いなら買う価値はあると思っています。

 しかし面白いことにというか当然というか、中古の価格もなかなか下がらない判もあります。これは要するに購入を希望する人が多いということで、中身も充実していると判断できそうです。

 一方先日近所のブックオフで経済雑誌のコーナーを見ていたら、やはり数か月前のZAI8月号が販売されていて、その価格が200円でした。これならアマゾンの総額より安いなと思ったのですが、内容がいまいちだったので購入を断念。

 今アマゾンを見たら中古の最低価格は490円ですから、「資産倍増計画」という特集に魅力を感じて購入を希望している人が多いのかなと思います。

 それはそれとして、このZAIの最初の方には4人のプロの人たちの今後一か月の様々な指標の予想が掲載されているのですが、これが実に当たらない!

 4人の予想はそれぞれ違っているので、一人ぐらい実際の動きに近い予想が出てもいいような気がするのですが、4者4様の予想で、しかもそれが当たらないということは、要するに「プロでも先行きは読めない」ということの証明だなと思っています。

 そんな中、ここの所ちょっと関心を持って調べていたのが毎月分配型投信というものです。要するに投資信託を買って、その値上がり差益を分配金として受け取るのかなというイメージだったのですが、どうやらちょっと違うみたいですね。

 ZAIという雑誌にはこの分配型投信の本当の利回りも出ていて、昨年の8月号では、その「実際の利回り」はマイナスが目に尽きます。

 これは要するに運用利益が上がらず、分配金を出すためにもともとの元本まで削っているということで、早い話が、100万円を貯金し、利息を貰いながらそこから少しずつ引き出すということと変わらないわけです。

 ただ投資信託ですから貯金よりは価額が上昇する可能性も大きいのでうま味があるということでしょうか。実際今年の5月号でこの分配型投信の本当の利回りを見ると、プラスになっているものが多いです。

 良く分からないものには手を出さないというのが投資の鉄則だと思っているので、もう少し勉強しないといけないなと思っていますが、ネットを見ると分配金だけで生活なんて言う記事もありますから、うまく利用している人もいるようです。

 今の時代は1000万というお金があっても銀行に預けておけば1年後もほとんど増えません。これでは老後の年金減少リスクに立ち向かえないなと思っています。その意味ではリスクがなるべく少ないものに投資をしてそれなりの利益を得るという方法を常に考えていないといけないなと思っています。


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