あちこちから遺産がもらえる?

少子高齢化で相続がより面倒になりそう(2016.2.1)

 ここのところの体の不調でちょっと弱気になっているのですが、そこへもってきて昨晩はさらにがっかりする出来事?がありました。

 夕方食事の準備をしていたら突然2軒隣の方が訪問。「ありゃ、なんか近所迷惑なことでもしたか?」と余計な心配が頭をよぎりつつ対応してみると、

 「実は父親が昨年急逝して、遺産相続の関係で土地を売らなくてはならなくなった。で、その土地が現在私が楽しんでいる家庭菜園の土地なので、あらかじめ連絡を」ということでした。

 これまでも何回か書いていますが、私はおよそ30坪ぐらいの大きな土地を借りて、節約と運動、おいしい無農薬の食材を目指して家庭菜園を楽しんでいます。

 昨日も昼過ぎに白菜とキャベツ、ネギを収穫してきたばっかりですが、スーパーで買えば500円ぐらいの価値があると思っています。

 無農薬なので虫食いだらけですが、それはそれで私にはおいしく見えます。むしろスーパーの虫食いあと一つ見えない野菜の方が不安に感じます。

 というわけで、鼠蹊部ヘルニアでは力仕事ができないから、来年の家庭菜園はジャガイモの植え付けは無理かも。せいぜいが青菜類かなと思っていた矢先の連絡で、かなりショックを受けました。

 一方訪問されたのは息子さんですが、相続で土地を手放さないといけないという言葉の中に若干の悔しさも含まれていたように思います。他にも家庭菜園を楽しんでいる人はいますので、すべての人に挨拶をしているのではと思っています。

 お父さんは昔からこの土地に住んで農業を営んでいた方で、多数の土地を所有しているので、相続の問題が発生するのではと思いますが、少子高齢化の社会で、空き家問題もさることながら、こういった相続の問題も今後増えそうです。

 我が家の場合は、実は私の息子への相続がいろいろ面倒になるかもしれないなと予想しています。と言うのも、息子の場合は私の亡き妻の母親がまだ存命で、そこからの相続が法的には存在します。

 また私の実家の母親もまだ存命ですが、いずれ古い家の相続問題が発生しそうで、なおかつ私自身がいなくなった後の、今住んでいるこの家の相続問題が発生します。

 つまり少子高齢化で、幼稚園の孫の運動会に親族一同が集まるというような家庭環境の場合、いずれその子一人に遺産が集中するということで、喜ばしいことかもしれませんが、ある年齢になると、次々とそういった問題に振り回されるということになりそうです。


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