法定相続情報証明制度

2022.3.23

 昨日ようやく母親が生まれてから結婚するまでの戸籍が到着。消印は16日になっていましたから、到着まで1週間かかった計算になり、やはり郵便事業の遅延が気になります。

 送付されたものは、予想よりも分厚い封筒に入っていて、封筒の表面に送料不足の紙が添付されていました。足りなかったのは10円で、それを添付された用紙に貼ってポストに入れればいいみたい。

 「ようやく来たか」と思いながら中身を確認すると、古めかしい縦書きの戸籍が5枚ぐらい入っていました。私も始めてみる戸籍ですが、その戸籍の筆頭者はなんと母親のおじいさんにあたる人のようで、私の全く知らない名前でした。

 つまり母親の戸籍を請求するためには、このお爺さんの名前の戸籍を請求する必要があったようで、それが当初「該当の戸籍が見つかりません」という返答の原因だったようです。

 幸いにも、職員の方が遡って探してくれたようです。ちなみにその戸籍の用紙が何枚もある理由ですが、どうやら母親には兄弟も多かったようで、その人たちの名前も含まれていました。

 てなわけで、これでようやく母親が生まれてから結婚するまでの戸籍、結婚後の縦書きの旧戸籍、その後の横書きの戸籍と三種類の戸籍が揃い、「生まれてから亡くなるまでの戸籍」が揃いました。

 今度はその戸籍を使って金融機関の口座の名義変更をするわけですが、読者の方から先日「法定相続情報制度」というものがあって、これがあると金融機関で手続きをする際に多くの書類を提示する必要がないということを教えてもらいました。 

 すでに上記の戸籍だけで10数枚になっていましので、それならと思い、ネットで申請書をダウンロード。更に必要な書類を確認して、後は法定相続人情報という書類を自分で作成。

 と言っても、我が家の場合は相続人が私と妹の二人だけですから、あっという間に完成。それらを持って、今日最寄りの地方法務局まで行ってきました。
 
 郵送でも受け付けてくれるみたいですが、書類に不備があればそのやり取りでまた日数がかかるなと思ったのと、地方法務局は自宅から車で10分程度のところにあったからです。

 行ってみると、何やら年季の入ったベテランらしいおばさんが出てきて、すべての書類を入念にチェック。残念ながら印字の間違いが数か所あったりして、こことここを直してください、という指摘。
 
 いったん提出書類を受け取ってすぐに自宅に戻り、訂正箇所を修正。再び出かけて書類を提出。今度は受け付けてもらえ、「提出内容に問題がなければ1週間後に出来上がります」とのことでした。

 今回郵送で送っていれば、簡単な間違いがあった場合、再び返送再提出ということになり、そのやりとりで受け取りがさらに遅れたなと思うと、やはり持参して良かったなという感じです。



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