2018.3.14
バンコク・クアラルンプール旅行の五日目の昼過ぎです。先ほどクアラルンプール市街半日観光のオプショナルツアーが終了し、ホテルに戻ってきました。
詳細は明日以降のタイブログ(一人で彷徨うバンコクあれこれ」の方に概略をまとめているので重複を避けますが、まあ新しい場所はともかく感じることも多いですね。
クアラルンプールの国際空港に降りてからず〜と感じていることですが、慣れ親しんだバンコクと違って日本人の姿をほとんど見かけません。あたりから聞こえてくるのはマレー語、英語、中国語?、さらに出所不明の言語ばかり。
さすがに一人旅では「ちょっときついな」と感じます。また空港に降りた当初は、「英語が通じるから便利だ」と思っていましたが、マレーシアの人の英語は、アジア特有の訛りがあるようで、なかなか聞き取れません。
また中東系の人も多く、肌の色も様々。こんな場所に長期滞在をしたり、日本から移住する人も多いということですが、物価はバンコクと同じくらいで、やはりバンコクの方が微笑みの国と呼ばれる親しさを感じることが多いように思います。
今日は午前中市内の観光に参加。JTBのツアーで、参加者は私を含めて6人。マイクロバスを使ったツアーです。同乗したのは三人組の家族連れと、中年のご夫婦。
この中年のご夫婦は、なんとインターコンチに宿泊していたようで、かなりのお金持ちらしいのですが、そのカップルがツアーを終えてマイクロバスを降りてからガイドさんが本音を一言。
お金持ちだったけど、わがまま過ぎる、とのことでした。具体的には、JTBのクアラルンプールツアーの参加客のようですが、空港からの送迎で、「待つ時間が惜しいから早く送迎しろ」とガイドさんに要求したようです。
まあそれだけの要求ではなかったのだと思いますが、ともかく他の人を待つのが嫌だったらしく、口げんか状態になったようです。
私が見たところ、旦那さんはそんな雰囲気には見えませんでしたので、奥さんの要求でしょうか。この人たちとは今日の夜もツアーで案内が入っているようで、「ちょっと参りました」と困っていました。
お金を持っていれば、そのお金を有効活用して、自分の旅行の自由度を広げたいなと私は考えています。しかしその過程で他の人に理不尽な要求をしようとまでは思いません。
今回もささやかながらバンコクまでの往復をチャイナのビジネスクラス、クアラルンプールまではエアアジアのクワイエットシート、さらに空港からはタクシーを選択しましたが、これで十分です。
しかし中途半端なお金持ちは、お金が潤沢にあるがゆえに、さらにわがままになってしまうのかもしれません。もしそうであるなら、はたから見ると実にみっともないので、言動には注意しないといけないなと感じました。
結局自分の地位や権力に対して常に第三者的な目で眺める必要があり、世間一般の常識から著しく外れると、それは金持ちの贅沢ではなく、傲慢で身勝手な要求と思われてしまいす。
というわけで、ガイドさんも言っていましたが、誰よりも早く送迎してもらいたければ、最初からプライベートな送迎を希望すればよいということになります。
このご夫婦とはツアー中の会話で、私は個人で好きなように動き回っていると伝えたところ、「それもいいですねえ」という返事でした。しかし「個人で動く場合は、自己責任なので、印象に残る旅にはなりますが、やたら大変です」と伝えておきました。
というわけで、まあわがままで傲慢に思える振る舞いをしてしまうような、中途半端な金持ちにはならないようにしないとなと、人のふり見て何とかということわざを思い出しました。
ただし私の場合は、中途半端な金持ちと思えるほどの資産はなさそうで、余計な心配かもしれません。