金があるだけで偉いとは限りません

余力があったら、」謙虚に行動(2014.3.26)

 昨日帰国しました。昨日は早朝6時ちょっと前に起きました。その前の日にモーニングコールを6時に頼んでおきましたが、だいたいモーニングコール直前に不思議と目が醒めます。

 バンコクでは中級よりちょっと上と思われるホテルに宿泊しました。最寄り駅からは歩いて50mぐらい。繁華街まで一駅というロケーションです。

 また近くに大きな建物が少ないため、窓からの眺望が良いです。ちょっと遠く(22階でした)にバンコク市街では有名なルンピニ公園(デモ騒動の拠点になっている公園です)があり、その向こうにバンコク市街のビル群が拡がり、夜景がきれいです。

 部屋の広さは40m2ぐらい?バスルームにはバスタブ以外に専用のシャワーコーナーがあり、ベッドはキングサイズ。日本のビジネスホテルシングル3つ分ぐらいの広さでしょうか。

 この部屋が朝食付きで1泊6500円ですから、宿泊代としてのコストパフォーマンスはひじょうに大きいです。さらに従業員さんは日本のシティホテルの従業員さん以上に暖かくにこやかに客を迎えてくれますので、これを知ってしまうとつい「日本では」と比較してしまいます。

 しかし現地で普通に働いている従業員さんが居住しているアパートの中には、一ヶ月1万円というような所もあるようですから、(そういった部屋を数人でシェアしている場合も多いようです)外国人はお金持ちだと、現地の人に見られるのが当たり前なのかもしれません。

 ましてや、現地を訪れる観光客は、それぞれの国の中でも現地に行く金銭的余裕がある人ですから、なおさらその印象は大きくなるような気がします。

 最近は日本のテレビでも、中国系の富裕層が宝飾品や電器製品を買い漁る姿が報道されたりします。「買ってくれて、ありがとう。これで日本の経済も活性化する」と考える方もいると思いますし、一方で「直接生活に関係のない宝飾品をあんなに買い込んで、なんて羨ましいんだ」とか、場合によっては「浅ましい」と見る人もいるかもしれません。

 しかしかつて経済大国と言われた日本でも、ハワイや香港と行った場所で、強い円にものを言わせて様々なものを買い漁っていたとがあります。

 当時の人々の行状を、その場所に住んでいた方がどう見ていたかということは、今実際にテレビで中国系の人の行動を見て感じることに通じると思います。

 一方、逆に私自身が若干の経済的余裕でバンコク等に行きお金を使っている状況を現地の人が見れば、実際にそれほどお金を持っていなくても、上記のようなホテルに宿泊していると言うだけで、これは日本の富裕層だと勘違いされてしまうだろうなとも思えます。

 たまたま生じている国どうしの経済力の差と、その国に所属しているそれぞれの人々の財政というか家計状況によって、互いの価値観はどんどん変化すると言うことです。

 そんな中で、特に怖いのは自分自身の一面的な価値観のみで、相手の国の実情や人々の生活余力に思いを馳せずに、金がある方が偉い、という単純且つ傲慢な考え方になってしまうことだなと感じています。

 要するに相手の考えや立場を理解しようと努力すると言うことですが、これがなかなか難しいです。


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