旅先でコミュニケーションを意識

映画のチケット売り場で感じたこと(2014.6.22)

 バンコク4日目です。天気は朝から曇りで、午前中はウイークエンドマーケットという安売りの小売店が建ち並ぶ場所へベルトを買いに行ってきました。

 昼からは映画。「Edge of Tomorrow」だったでしょうか?トムクルーズ主演のSF映画です。日本ではまだ未公開かなと思っています。

 内容はここでは書きません。26日からは「トランスフォーマー」の4作目をやるみたいで、これも見たかったなと思います。日本では夏休み頃の公開でしょうか?なぜタイの方が映画の配給が早いのか不明です。 

 ちなみに音声は英語、字幕はタイ語ですから、目一杯想像力を働かせてスジを追っています。映画の本編が始まる前に、国王さんの映像が必ず流れるのですが、このときは全員起立です。

 今回座席が後ろの方だったので全体を良く見渡せましたが、観光客といえどもきちんと全員立っている様子がよく分かりました。(だけど日本では・・・・と書くといろいろ支障があるので、ここでは書きません)

 映画を見るためには、日本と同じように題名と時間、好みの座席を指定するだけです。値段は600円弱。安いと思います。この値段を比較すると、やはり物価は日本の3分の1ぐらいなのかなと思えます。

 座席はどの辺が良いか分からないので、受付の可愛らしいお姉さんに、「どこが良いのか教えてください」と頼むと、ニコッと笑って、ちょっと照れくさそうに「ここがよいのでは」と言ってくれたので、迷わず決定。

 旅先でのこういったちょっとした言葉のやりとりに「癒されるなあ」とつくづく感じるようになりました。日常的に、息子や職場では話をしているものの、それ以外で家にいるときは、当たり前ですがほとんどしゃべりませんので、時々独り言をいってしまうことがあります。

 やがて息子が独り立ちして、私も仕事がなくなり、さらに旅行に行けるような体力、気力がなくなったとき、自宅でほぼ24時間誰とも会話をしない生活が訪れる事になります。

 個人的な考えですが、認知症になりやすいのは、淡々と同じ生活が毎日続く中で、全く会話もなく、生活から何の刺激も受けなければ、必然的に脳内の活性が弱まり、使わない筋肉が衰えるのと同様に、脳も衰えてしまうなと思っています。

 それを避けるためには、60代の内に、どんな場所に行っても、誰とでもうち解けて話せるような気持ちになるようにし向けなくてはいけないなと思っています。

 ただ、これまでの私の生活ではこれがなかなか難しい。前にも書きましたが、自分が60年間で培ってきた硬い殻を打ち破るのは大変な努力が必要だなと感じていますが、少なくとも旅先では少しコミュニケーションを意識するようになりました。


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