海外旅行を実現するための費用

自分が自由に使えるお金を得るまで40年(2015.6.21)

 バンコク3日目です。今日はホテルの移動日なので、11時頃チェックアウトの予定で、まだ1時間ほど時間があるので、これを書いています。

 相変わらず日中は35度前後なので、昼間の動きは限られます。加えて、バンコク市街は観光地と呼ばれるところがあまりないので、これまでの旅行でほぼ行き尽くしてしまいました。

 そこで今回は、少し郊外へ繰り出そうと思っていたのですが、ともかく暑い!湿気も日本と同じぐらいあるので、ちょっと油断をしていると水不足になります。

 以前はそういったことにあまり関心を持たずに旅行をしていたのですが、ある時、市街を歩いているとき急に目眩を感じて、「これはいったいどうしたことだ?倒れたらどうしよう?」と不安を感じたことがありました。

 ちょっとした休憩場所にすわり、深呼吸しながら考えてみると、朝から暑いのにほとんど水を飲まずに動き回っていたことを思い出し、ともかく水分補給だと考えて、適当な場所で飲物を調達。

 しばらくすると目眩もおさまったので、熱中症もどきになっていたなと、後からよく分かりました。以来、出かける前に必ず水を飲み、汗をかいたらすぐに水分補給と言うことを心がけるようになっています。

 それはそれとして、夜飲み歩いていると、数千円という単位ではあるものの、日本での日常生活では考えられないほどの額を毎日消費しているなと感じます。

 振り返ってみると、私は学生時代に父を失い、就職した当時から母親の遺族年金と私の給料の一部で生活し、その後妹も就職したころから徐々に生活全体が安定。

 30代後半に少しお金を蓄える余裕が出来、この頃家を新たに建てるための頭金が少し貯まりました。その後結婚し、40代は家のローンと家族の家計を支えるために仕事。

 50代に入って、ようやく住宅ローンの完済のめどがつき始めた頃妻が他界。いきなり父子家庭となり、50代後半は早期退職で収入が減り、常に家計と資産の推移に気を配ってきました。

 そして60代。一部の年金をもらえることになり、これと非常勤講師の収入、ネットの副収入で、息子の学費を除くと一応収支がほぼトントン。若干の海外旅行費用も捻出できるという境遇になりました。

 そう考えると、自分で稼いできたお金を、ようやく自分で自由に使えるような境遇になったんだなという気がしてきました。これまでは常に家族のためという側面が強く、自分はさておいてという雰囲気を感じていました。

 そういった家庭の経済環境の変化が、今の頻繁な海外旅行の実現に繋がっていると感じています。


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