市民農園でコミュニケーション

2018.4.30

 今日でゴールデンウイーク前半が終了。天気には恵まれたようで、出かけた人たちは旅を十分に楽しめたと思います。私は毎日ひたすら新しく借りた農園で、苗の植え付け作業をしていました。
 
 これまで蒔いた種は、水菜、大根葉、山東菜といった葉物類で、これらからはすべて芽が出始めています。ニンジンも蒔いたのですが、種の有効期限を若干過ぎていたため、発芽率が少し悪いようです。

芽が出た大根葉

 畑を借りてすぐに植えたネギは、根もしっかり張ってくれたようで、いつの間にか小さなネギ坊主のつぼみがいくつか出来ていました。そのままにしておくと花が咲いて種になってしまうので、適当な時期にもぎ取る必要があります。

 さらに、各種野菜の苗が一斉に販売され、トマト、キューリ、ピーマン、ナスといった定番野菜の他に、つる無しインゲンも植え、さらにさらに自宅のプランターで育てていたサニーレタスが大きくなってきたので、これも移植。

 またキューリにはネットをつけて、他のトマトやナス、ピーマンには風よけのビニールを設置。それらの作業が一段落したところで、水やり。

苗植え付け後の市民農園の様子

 天気が良いので土がすぐ乾いてしまい、移植仕立ての苗は、ちょっと手を抜くとすぐにしおれてきます。根を張るまでが勝負だと思っています。

 一連の作業をしていると、お隣の畑でも、除草、整地が始まり、新しく苗を植えたようで、お隣同士なので一応挨拶。

 市民農園の作業は、農作物そのものを育てる楽しみもありますが、副次的にこういったコミュニケーションの場が広がるなとも思っています。

 退職してつくづく思うことは、他人と話す機会が年とともにどんどん失われていくなと感じることです。フルタイムで働いていた頃は、職場で話をすることが当たり前でした。

 私の場合は早期退職をしてから6年ほど非常勤講師をしましたが、この時も同じ教科の人と、進度や教える内容について打ち合わせる必要があり、好むと好まざるとにかかわらず、話をしないといけないという状況でした。

 ところが、非常勤講師をやめて、毎日が休みの年金暮らしになった途端、話し相手は激減。特に我が家の場合は、息子と二人だけの父子家庭ですから、普段の話し相手は息子だけ。

 幸いに息子がいて、車で5分程度のところに母親や妹もいますので、最低限の会話は維持していますが、脳細胞の活性化のためには、やはり見ず知らずの他人とのコミュニケーションが必要だなと強く感じます。

 その意味では、退職後も仕事がある限り働き続けるということは、経済的側面だけでなく、健康や脳への刺激という意味でも大事なんだろうなと思います。

 早期退職後もコミュニケーションが必要ということは、これまでにこのブログでも何回も書いていますが、徐々にその必要性をさらに実感するようになっています。

 老後の孤独とか、老後の寂しさを避ける、老後の生活の充実のために、常に何らかの人との交わりを維持する努力をした方が良いなと実感しています。

 


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