年金や退職金のおおよその目安が夏に分かりました。一方で秋ぐらいには、家計簿によって、今自分が消費している日常的な支出額も徐々に分かってきました。
そこで両者の金額から、早期退職をした場合のライフプランを、分かる範囲でエクセルで作ってみました。しかしこれはその時分かっていたことだけなので、今考えるとかなり杜撰な計画でした。
それでも将来の状態が分かるというのは、助かります。まったく展望が持てないなら働かざるを得ず、ぎりぎり展望が持てるなら、さらにそれを効率よく行うにはどうしたらよいかを考えれば言いわけです。
10月頃作った最初のシミュレーションでは、「なんとかなりそうだ」という雰囲気を少し感じ取ることが出来ました。しかしもちろんこのシミュレーションには欠けている項目も多く、実際に早期退職後も年間の支出を見ながら少しずつ修正しています。
この時のシミュレーションですが、基礎的な形式は今でもまったく同じです。ただ項目数が今はこの時より若干増えました。最初はこんな感じです。(数字は仮の数字で、金額の単位は万円です)
年度 | 自分の 年齢 |
息子の 年齢 |
イベント | 収入 | 支出 | 残金 (資産 総額) |
||||
退職金 | 給与 収入 |
公的 年金 |
自己 年金 |
生活費 | 税金 保険 |
|||||
2010 | 57 | 15 | 早期退職 | 1000 | 100 | 50 | 230 | 50 | 870 | |
2011 | 58 | 16 | 100 | 50 | 230 | 50 | 740 | |||
2012 | 59 | 17 | 100 | 50 | 230 | 50 | 610 | |||
2013 | 60 | 18 | 息子大学 | 150 | 50 | 430 | 50 | 330 | ||
2014 | 61 | 19 | 150 | 50 | 430 | 50 | 150 |
表の見方ですが、私は結果的に57歳で早期退職しましたので、その年齢をそのまま使っています。息子の年齢も本当のものです。
イベントは今後予想される出費に関するイベントを書いています。息子大学の行で生活費が430万に跳ね上がっているのは、大学の学費を考慮したからです。またそれ以前の230万という数字には、高校の授業料が入っています。
給与収入は早期退職後もパートぐらいを行い、年間で100万ぐらいは稼いだ方が良いのではという希望的観測の数値です。
自己年金は退職金の一部を預金し、そこから定額を引き出すという自己年金です。公的年金は、私の場合60歳から共済年金が支給される最後の年齢です。
なお65歳以降は、これに老齢年金が加わります。(もちろん老齢年金を繰上受給するというパターンも考えられますので、そのような表も作りました)
問題は一番右側の残金という項目で、2010年度の残金に2011年度の収入をプラスして、そこから2011年度の支出を引き算すると、残っている資産総額が740万円になっていると言うことを表しています。
つまり残金というのがその年度に残っている資産総額になるわけで、このシミュレーションでは、もしここに示している金額以外に、いわゆる預貯金がなければ、この翌年2015年に資産はマイナスとなりますので、家計は破綻するということになります。
それを避けるためには、これ以外に預貯金が500万ぐらいあるとか、給与収入の額を増やす、または60歳以降もはたらき続ける、老齢年金を繰上受給するという選択肢を考えることが出来るというわけです。