退職後の仕事の候補

 求人はひとまずおいておいて、自分で出来るまたはやりたい仕事は何だろうかと考えました。この場合会社組織に属すだけでなく、個人で出来ることもふくめて考えました。

 ある程度資金が必要ですが、のんびり自分のペースで出来そうなものは(実際に仕事が始まったらとてものんびり出来ないのかもしれませんが)、自分で経営するという観点で喫茶店経営、塾経営、ネットショップ、飲食店経営、コンビニ経営、古書店、運送業等々を考えました。

 しかし喫茶店や塾、コンビニこ、古書店については、事前にかなりの自己資金が必要で、飲食店(喫茶店?)等は、調理師免許もなく、また巷の動きを見ていると、スターバックスやドトール、タリーズというチェーン店がありますので、とても太刀打ちできないなと思えました。

 運送業も体力気力が必要に思えます。実際、クロネコの宅急便等の配送をしている方は若い人が多いです。

 農業や内職、SOHOと言うことも考えましたが、結局時間の都合はある程度つくものの、その他の時間の大部分を費やさないといけないように思え、これも却下。

 そうやって絞り込んでいった先に見えてきたものは、やはり自分の特技というかこれまで培ってきた能力を活かせる職業を探すべきであるということでした。

 つまり候補となるのは家庭教師、塾教師、コンピューターインストラクター、非常勤講師といった職業です。

 しかもこれらの職業は、他のコンビニ等のアルバイトと違って、ある程度の能力が要求されるため、一般的な時給も高めです。

 具体的には、コンビニやスーパーでの一般的な時給は800円程度だと思いますが、上記の教育関係の時給は1500円から、能力があると認められ、それこそ塾のカリスマ教師になれば、時給数千円も可能なはずです。

 実際にはそこまでは望んでいませんし、そこそこの収入があれば良いんだと考えると、最も無難なのは非常勤講師であると言う結論になりました。

 ただ非常勤講師の場合は、1年契約なので、毎年年度末には翌年の仕事があるかどうかヤキモキしながら待つことになります。

 しかしなければないで、また違うことを考えればいいのではと開き直って、基本的に退職後は非常勤講師を目指すことにしました。

 折しも65歳まで年金がもらえないという制度が出来て、それまできちんと働いてきた教員が、自己都合でやめたあとでも、年金収入が少なくなるので、非常勤講師の要望を出せば、県としても考慮せざるを得ない、という環境ができつつあり、その流れにうまく乗ることが出来ました。

 ちなみに当時考えていた職業の候補を書き留めたファイルがありましたので、それをそのまま掲載します。もしかしたら参考になる人がいるかもしれません。

1) フルタイムの仕事
 ・ フルタイムで体調不良になったので、再びフルタイムでは退職した意味がない
 ・ 年齢的にも厳しい
 ・ フランチャイズによる塾の経営
 ・ コンビニの経営
 ・ タクシー
 ・ 運送業
 ・ マンション管理
 ・ 実験助手
 ・ ユニセフ関連

2) パートタイムの仕事
 ・ 塾講師、家庭教師
 ・ パソコン教室講師
 ・ 大学等で実験補助
 ・ 宅配便運転手
 ・ 運送業
 ・ 個人タクシー
 ・ 駐車場での車誘導
 ・ ビル清掃
 ・ 守衛
 ・ 介護関係
 ・ スーパー等従業員
 ・ 農業
 ・ 学校支援教員
 ・ 教育相談員
 ・ 福祉車両による高齢者の補助

3) 個人で出来る仕事
 ・ オークション
 ・ アフィリエイト
 ・ 株式投資等の投資活動
 ・ ライター
 ・ 雑貨販売
 ・ 輸入雑貨販売


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