年金生活者の対策は節約のみ?

老後貧乏に陥らないための対処方法はあるのか?(2015.10.15)

 一昨日バンコクから帰国して、昨日午前中は仕事。午後はさすがに疲れて昼寝や久し振りの家事労働を行なっていたら、さすがに朝起きるのが早かったせいか、8時過ぎに眠気が襲ってきました。

 しょうがないので、息子に「後は頼む」(と言っても、別段頼むことはないのですが)と伝えて9時半にベッドへ。バンコク時間なら、まだ夜の7時半ですから眠れないのではと思っていたのですが、10分もしたら寝てしまったようで、いつものように深夜に1回トイレ。

 その後も涼しかったせいか、朝までぐっすり寝て6時にいったん目が覚めました。しかし「まだ早い!」と思って目をつぶっていたら、また寝てしまったようで、次に起きたのが7時。

 おきた瞬間「久し振りに良く寝た〜!」という感覚があり、午前中は旅行記やブログ書き。昼ちょっと前に家庭菜園の様子を見に行き、ついでに今年は何故か出来が良いニンジン君を数本抜いて、これと大根葉を持って実家へ。

 母親に野菜を渡して再び戻ってきて、昼食は昨晩のおかずの「八宝菜」と味噌汁。これなら昼食代もほとんどかからないなと思いつつ、食後は夕食の買出しのためショッピングモールに併設されているスーパーへ。

 ここでついでにチョコッと雑誌の漫画の立ち読みをして、さらに経済雑誌をいくつか見ていると、「プレジデント」が老後貧乏といった特集をやっているのを発見。

 買おうかなと思ったのですが、750円という価格を見て断念。その場でサラサラッと見てみましたが、だいたいのこの手の雑誌の多くは、65歳以上の夫婦の収支は、月々20数万の年金収入なのに、実際の支出は28万ぐらい。だから毎月6万ぐらい赤字になるという記事が多いです。

 ということは単純計算で、6万×12ヶ月×20年と考えると、1440万足りないという結果になります。しかし、支出の分の内訳をよく見ると、予備費だの交際費だの遊興費だの、なんだか良く分からない金額が1〜2割設定されていたりして、最初から6万ぐらい足りなくなるように収支を考えているのではという疑いを常に感じます。

 だから信憑性が無いと言うつもりはありませんが、これらは現役バリバリの若い雑誌編集者が考えた数字だろうなあという気はします。

 とは言うものの、今後のリスクとして、年金減額、税金増額、社会保障費増額、医療費増額といったことが考えられるという指摘は正しいと思え、それに対してどう対処するのかということを考えておかなくてはいけないようです。

 しかし対処法と言っても、65歳を越えて突如お金を稼ぐということには無理がありそう。手持ちの資金で投資という選択肢はありますが、失敗すれば更なる深手を負う可能性も大きいです。

 だとすれば支出を減らすしかない、という情けない選択肢しかないわけですが、40年近く働いてそのような選択肢しか残されていないという現状は、実に情けない。

 ましてや私のように、ともかく遊んで暮らしたいと考えている人間にとって、そんな贅沢は許されない、国民総動員で働くんだというキャンペーンを行なっている現政権では、やがて「お前は*国民だ!」と糾弾されてしまうような気すらします。

 さてどうなるのか?今年は例年以上に家庭菜園に力を入れて、野菜はほとんど買っていません。果たしてそういった節約努力が報われるか?軽減税率の行方も気になっています。


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