体験や経験を重視した販売方法

スーパーの売り上げ(2016.11.25)

 昨日はほぼ1日雪で、我が家の車の上にも5cmほどの積雪がありました。ただ路面は濡れているだけだったので、お昼頃急いで車で買い物。すぐに帰って来てそのまま駐車場へ。

 テレビではノーマルタイヤで走っていてスリップで動けなくなってしまった車の様子を報道していましたが、出先で急に降られたとしたら同情の余地はありそうです。

 ただ雪が降ることを分かっていながら遠出をしたという事であれば、これは責任も大きそうです。この時期は判断が難しいですね。そういった判断をしたくなければ冬用タイヤに履き替える必要があります。

 しかしその費用と手間、更に夏用タイヤの保管場所や使用後の冬用タイヤの保管場所を考えると、私は面倒になって、まあ雪が降ったら乗らなければいいんだと思ってしまいます。

 実際調べてみるとタイヤの保管場所は結構悩ましいみたいですね。重いし場所を取るし、盗難の心配もありそうです。最近は預かってくれる業者もあるようですが、これはこれでますます維持費が増えそうです。

 ええい面倒だと庭先に置いておくのも良いのですが、意外に影響が大きいのが太陽の紫外線かもしれません。紫外線はゴムを硬化させますから、冬になって装着してみたら妙に乗り心地が悪くなったなんてことになるかも。

 しかもゴムが硬化すれば雪道や凍結道路でのスリップの確率も高くなるので、いったい何のための冬用タイヤかと思うかもしれません。

 というわけで、私は「買わない」というのを選択しているのですが、当然ながら買わない人が増えれば売れないという事になります。テレビのニュースでは冷え込んだため突然冬用タイヤの需要が増えたなんてやっていましたが、まあそうやって需要を喚起しないといけないという裏事情がありそうです。

 そう言った流れで、ここのところ目につくのはデパートやスーパーの不振です。我が家の近くにあったイトーヨーカドーも閉店しました。

 閉店した店が増えれば客は他のスーパーに向かい、近隣の他のスーパーは大混雑という事になりそうですが、今のところそういった気配はないみたいです。

 つまりそれだけイトーヨーカドーの集客力も落ちていたという事だと思います。その意味では、もはや安売りやセール、チラシ広告、対面販売といったこれまでの売り方では、よほど値段を安くしない限り客は集まらないような気がします。

 さらに言えば、だいたいのものが家の中にある高齢者の購入意欲を喚起するために、これまでと同じ売り方ではだめだろうなと感じます。

 ではどうすればいいのか?これは私が考えることではなく売り手が考えなくてはいけないことだと思いますが、シニアに限って言えば、体験や経験を重視する人が増えているように思えるので、これを生かすべきではないかと思います。

 つまり例えば対面販売ではなく、消費者が参加する料理教室みたいなことをやるとか、商品の食べ比べをやるとかです。ただ商品をきれいに並べて、安いですよと連呼しても、必要がなければ買いません。

 そこを「確かにこれは必要だ」とか「こりゃあったほうが便利だ」と思わせるためにも体験が必要だと思います。これと高齢者用に少量野菜とかを組み合わせ、その場で作って持ち帰るみたいなことができればいいのになあなんて考えたりもしています。


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