私自身はもちろん覚えていませんが、私は生まれてまもなく体中が湿疹に覆われたようで、両親の苦労は相当なものだったようです。
3歳ぐらいになると、さしもの湿疹は下火になりましたが、その後今度は気管支喘息を発症。この症状はかなり激しく、夜寝られないと言うことが度々あり、これは今でも記憶に残っています。
当時は喘息の原因や対処療法もあまり分かっておらず、私は医者に行って新しく開発されたと思われる様々な薬や療法を試されました。嫌な思い出です。
しかし小学校高学年になり、喘息は出るものの幼児の頃のひどさに較べると、対処の仕方も覚えずいぶん楽になりました。しかし学校の体育はほとんど見学。「虚弱児童」というレッテルが貼られてしまいました。
私自身も、自分は体が弱く、将来的にも長寿は望めない体だなと子供心に思っていました。その後中学になり少し喘息が下火になり、これでようやく運動が出来ると思い始めた頃、今度は「アトピー性皮膚炎」という症状に悩まされることになりました。
これは確かに喘息に較べると苦しいわけではないので、なかなか症状の辛さをわかってもらえないのですが、ともかく痒い。
この「痒み」というのは、なった人でないと分からないと思いますが、ともかく掻いても掻いても痒みが止まらないという辛さは、なってみないと分かりません。
私の場合は、頭皮、おでこ、首、鎖骨のあたり、肩胛骨、手の肘の内側、手の甲、腹、太ももの付け根、足の膝の裏、足の甲と、ほぼ全身あらゆる場所が痒くなります。
これが高校時代から就職した40代前半まで延々と続きました。ひどいときは皮膚がただれたり、パジャマやシーツが掻きこわしで血だらけになったりもしました。
これでは短命は間違いないと思いつつ、医者から言われたことや自分なりに調べたことを総合して、ようやく「アトピー性皮膚炎」の実態というものが分かるようになり、それにどのように対処すればよいかと言うことも自分なりに考えるようになりました。
結局、自分の人生を振り返ってみて、湿疹、喘息、アトピーというのは、すべてアレルギーに起因していると言うことが分かり、それではそのアレルギー症状を示さないように何をしたらよいかと言うことを考え、行きついたのが自然食品です。
この辺りの細かい経過は、私の別のサイトである「高血圧、アトピー、男の更年期について」というサイトでまとめていますので、関心のある方はご覧下さい。
というわけで、自然食品を利用し始めたのは良いのですが、正直なところ「高い」。そこでいっそのこと自分で作ってしまえばいいじゃないかと考え始めたのが家庭菜園です。